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危険迫る「連続強盗」今日からできる防犯対策は? 安全と言われた集合住宅も、いまやリスクがある

東洋経済オンライン / 2024年10月18日 19時0分

戸建てだけでなく、集合住宅にもリスクが潜む(画像:うぃき/PIXTA)

またもや高齢者の1人暮らしや女性だけで暮らす住宅が狙われた。

【画像】戸建てだけでなく、マンションも危険である「根拠」

関東で連続して起きている強盗事件。9月中旬頃から埼玉や東京で多発し、10月16日には神奈川県横浜市で、75歳の男性が手足を縛られて死亡しているのが見つかった。

また、翌17日には千葉県市川市で、70代の母親と暮らしている50代の女性宅に強盗が押し入り、女性が一時連れ去られる事件も発生している。

その後、女性は無事保護され、一緒にいた26歳の男が逮捕された。男の指紋が横浜市の事件現場にも残されていたという報道があり、一連の事件が関連しているのではと疑われている。

データが裏付ける「強盗事件の増加」

体感として、最近、強盗事件が増えているように思う人も多いだろう。そしてそれはデータも裏付けている。

警察庁の「住まいる防犯110番」によると、住宅を対象とした侵入強盗は、2004年を最多とし、2005年から2021年まで減少傾向にあったが、2022年から2023年にかけて2年連続で増加しているという(最新データの2023年は152件)。

また、侵入強盗の際に強盗殺人・致死や強盗傷人、強盗・不同意性交等があったケースは、2023年に133件起きている。これも、2004年から2021年までは減少傾向にあったものの、やはり2022年から2年連続で増加している。

最近報道されている事件も、被害者に危害が加えられており、高齢者の1人暮らし、または女性の2人暮らしが狙われているケースが多い。犯罪の凶悪化、そして家族構成などの情報が犯行グループに詳細に把握されていることが明確になったと言える。

筆者は先日、こうした情報が犯罪者に流れる「闇名簿」の存在を指摘したが、依然、その危険性は増しているだろう。

「闇名簿」は、訪問販売やアンケート調査を装った情報収集によって名簿が更新される。筆者がある番組の取材に立ち会って見た闇名簿には、自宅住所や電話番号はもちろん、「電話に応じる」「最近配偶者が死亡」「自宅内事務所に金庫有り」など、詳細な情報が記されていた。

今回の横浜市の事件現場周辺でも、事件の少し前から怪しい訪問業者などが目撃されている。報道によれば、「水道漏れがないか調べたい」「屋根を調べたい」などと近辺の住宅を回っている不審人物がいたとのことだ。

怪しい人物がいたら、ためらわずに「#9110」へ

犯行グループは、必ず下見や不審な連絡をして、ターゲットを見つけている。耳にタコかもしれないが、とにかく怪しい訪問や連絡、こちらが頼んでもいないセールスには応じないことだ。

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