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池袋駅から6分、都内屈指の"隠れ家"住宅街の正体 芸術家の卵とバイオリニストが住む街「小竹向原」

東洋経済オンライン / 2024年10月19日 8時20分

駅前には規模の大きな駐輪場が設置されている。しかし、駅まわりはいたって静かだ。ガストなどのファミレスや、CanDo、ドラッグストア、スーパーマーケットなど、一通りのお店はあるのだが、どれも主張しすぎない程度の規模だ。ファミリー層が多く住む住宅街、皆さんどこで買い物をしているのだろう。

50年以上続く地元密着の不動産業者に飛び込んでみた

街のことは、地元の不動産さんに尋ねるのが一番だ。この街で50年以上商いを続ける「田畑土地㈱」(練馬区小竹町2-44-6)の代表取締役、木村健一さんに話を聞いてみた。

「駅周辺は静かなのですが、歩いて数分の場所にスーパーマーケット「オーケー」小茂根店があります。他にもスーパーマーケットはいくつかあり、買い物には不自由しません。また、地下鉄を利用すれば池袋まで数分だから、大きな買い物はそっちに行きますね」

そうか、その手があった。池袋に行けば手に入らないものはない。駅のまわりにお酒を飲めるような場所が少ないのも、池袋効果なのかもしれない。

「たしかに小竹向原の駅周辺には、居酒屋とかバーのような店は少ないですね。でも池袋が近いし、西武線の江古田駅まで歩けば(徒歩13分)、安く飲める店もたくさんあります。

ちなみに駅前を通る要町通りは池袋までまっすぐ一本道です。終電を逃しても、池袋から歩いて30〜40分で小竹向原まで帰って来ることができる。そういう意味では、レジャー好きな人にも満足してもらえる街と言えますね」(木村さん)

小竹向原の空が広い理由

駅から地上に出たとき、空がやたらと広く感じたことについて聞いてみた。

「それは、駅まわりの要町通りから南側一帯が、”第一種低層住居専用地域”に指定されているからだと思いますよ。つまり、あまり高い建物は建てられない。アパートやマンションでも、高くて4階建てですね。視界を遮るものがないから、空が広く感じられるのでしょう」(木村さん)

なるほど、聞いてみるものだ。ほかにも、街の特徴について木村さんはこう話してくれた。

「やっぱりまずは、交通の便がいいこと。地下鉄を使えば池袋まで数分だし、環七通りまで行けばバスも走っています。これに乗れば東京の西のほう、高円寺とかにも行けます。高速道路の入り口も近いので、車を使う人にも便利ですよ」(木村さん)

気になる家賃相場は以下の通りだ。

「あとは、歩いていただいて感じたと思うのですが、緑が多い。地下鉄の1番口と2番口の周辺は要町通りに沿って遊歩道(さぶろく四季の道)が整備されていて、四季折々の植物が楽しめます」(木村さん)

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