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1つのスマホで「2つのLINEアカウント」を持つ方法 Android 15の新機能「プライベート スペース」

東洋経済オンライン / 2024年10月21日 9時0分

スマホ内にもう1つのアプリ収納スペースを作れる「プライベート スペース」。Android 15の目玉と言える機能だ(筆者撮影)

10月16日に、Android 15の配信が始まった。Androidの場合、各メーカーがOSにカスタマイズを加えるため、アップデートに時間差はあるが、グーグル純正のPixelシリーズは16日からすぐに最新OSを利用することができる。とは言え、Android 15はユーザーインターフェイス(UI)の変化が少なく、アップデートしてもぱっと見でその変化に気づきにくい。

【画像】スマホのホーム画面に2つの「LINE」アイコンが並んでいる

アプリを“隠す”だけではない

Androidの場合、OSに付随するアプリは適宜アップデートされているため、iOSのように大幅に変わったような印象が薄くなるきらいがある。一方で、よくよく見ていくとスマホの使い方をガラッと変えるような機能も含まれている。「プライベート スペース」は、そんな新機能の1つだ。

この機能は、人に見られたくないアプリを“隠す”ために使うものと説明されているが、実際に使ってみると、単にアプリが見えなくなるだけのセキュリティではないことがわかる。アプリを隠すのではなく、アプリを格納できるもう1つのスペースを別途作るためのもので、「プライベート スペース」という名称になっている理由もうなずける。ここでは、その使い方や、裏技的な応用例を見ていきたい。

アプリ格納スペースを丸ごと作成

「プライベート スペース」は、隠しておきたいアプリを格納できるスペースを作るための機能だ。端末にインストールしたアプリをそのままそこに移せるのではなく、新たに作った領域に別途アプリをインストールしていく仕組みを採用している。

たとえば、ここで普段Androidスマホに設定しているのとは別のグーグルアカウントを入力し、Gmailアプリをインストールすれば、「プライベート スペース」でのみ、そのアカウントを使ってメールの送受信ができる。概念としては、セキュリティを強化したもう1つのOSをAndroid内に用意しておくのに近い。単純にアプリにロックをかけるのとは大きく異なるというわけだ。

ただし、Android 15にアップデートした直後は、「プライベート スペース」が有効になっていない。利用するには、設定の変更が必要だ。Pixel 9の場合、設定メニューを開き、「セキュリティとプライバシー」内に新設された「プライベート スペース」をタップする。すると、指紋認証なり顔認証なりでのロック解除が求められる。

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