あの「ストゼロ」がいつの間にか大変化していた リニューアルでビジュアル一新、度数4%も発売
東洋経済オンライン / 2024年10月23日 8時30分
9%の商品だけでなく、6%、そして4%まで。ラインナップが、明らかに広くなってきている。
アルコール度数4%のレモンサワーはすでに麒麟の「氷結」にもあり、コカ・コーラの「檸檬堂」も3%と5%があるため、度数自体は革新的なことではない。しかし、もともとストゼロだった-196から、アルコール度数が4%しかない商品が出たということが衝撃的なのである。
なお、 4%以下の缶チューハイといえば、同じくサントリーの「ほろよい」というアルコール度数3%のブランドがあるが、その名前の通り、「お酒が弱めな人」向けと定義されてきたと考えられるだろう。
そこに、あのストゼロが寄せてきた……と言うとサントリーから「そんなことは発表していません」とのお叱りの声が飛んできそうだが、実態としては「寄せてきている」と言えそうだ。
思えば今年は、各社がアルコールに対する姿勢を、大きく変えた1年だった。1月26日には、アサヒビール(以下、アサヒ)が今後発売する缶チューハイの新商品のアルコール度数を8%未満に抑える方針を、2月9日にはサッポロビール(以下、サッポロ)もストロング系の新商品を発売しない方針を固めたことが報じられたが、実は同時期にサントリーもストゼロの残滓を消し去ろうとしていたのだろうか。
「ストロング系の王者」あるいは「飲む福祉」として、若者を酒浸りにしたストゼロにいったいなにがあったのだろうか? 前置きがやや長くなったが、本稿ではストゼロのこれまでとこれからを考えていきたい。
ストゼロの歴史は約20年
-196もといストゼロの歴史は長い。発売されたのは20年近く前の2005年。当初はストゼロではなく、℃が付いて「-196℃(イチキューロク)」という名前だった(ややこしい)。低温で凍結・粉砕した果実を使用したことを売りにしており、アルコール度数は7%だった。
すでにキリンは2001年にアルコール度数7%の氷結を発売しており、さらにいえば、日本初の缶チューハイとして知られ、1984年からロングセラーを続ける宝酒造の「タカラcanチューハイ」は発売当初からアルコール度数は8%だったため、特にそのアルコール度数の高さは注目されていなかった。
また、当のサントリーも2003年に発売されたカロリーオフのカクテル「カロリ。」(販売終了済み)に力を入れていた気もする。今でこそ誰もが知る酒のストゼロも、当時はまだまだ有名ではなかったのだ。
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