3年ぶりの刷新、AIにも対応「iPad mini」は買いだ ただし「Apple Pencil」は買い替える必要あり
東洋経済オンライン / 2024年10月23日 9時40分
可搬性と機能性から、筆者はApple Pencil Proとの組み合わせをおすすめする。
Apple Pencil Proには、握ってツールチップを表示させるスクイーズに対応している。これはiPad miniにとっては、非常に重要な使い勝手の変化をもたらす。
他のiPadに比べて画面が小さなiPad miniにおいては、ペン先のツールを画面上に出しておくのは邪魔になってしまう。そこで、Apple Pencil Proをぎゅっと握り、ペン先の近くにツールバーを表示させることができるスクイーズ機能が重宝するのだ。
Apple Pencil Proはその他にも、ペンの回転の認識と、触覚フィードバックが備わっている。
iPad mini(A17 Pro)では、ホバーと呼ばれる機能が使えるようになった。これまで、M2以上を搭載する上位のiPadでのみ利用できる機能であったため、個人的には、iPad miniにおける最もうれしい進化だった。
ホバーは、ペン先でディスプレーに触れる前、浮いている状態でも、ペン先がどこを示しているかあらかじめ表示してくれる。うっすらと、ペンそのものの影も画面に表示される。
そのため、ペンを落とした先がイメージとずれていて、消しゴムで消してやり直す、といった非効率が起きなくなる。これはスケッチやグラフィックなどの繊細な作業だけでなく、手書きでメモをしたり、書籍の校正をする場合にも、非常に重宝する機能だった。
iPad mini(A17 Pro)と組み合わせるペンはApple Pencil Proがふさわしいと書いた。
iPad mini(A17 Pro)では、Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)にのみ対応する。裏を返せばApple Pencil(第1世代)、Apple Pencil(第2世代)には対応していないということだ。
第5世代、第6世代のiPad miniを使ってきた人にとっては、iPad mini(A17 Pro)でApple Pencilを使う場合、必ず買い替えなければならないのだ。前述のとおり、1万3800円〜2万1800円(ぞれぞれ税込)と、少なくない投資をしなければならない。
特にApple Pencil(第2世代)は、磁石でくっつけて充電する方式など、Apple Pencil Proと見た目もほぼ変わらない。にもかかわらず、買い替えなければならない点は、「なぜ」という気持ちになるだろう。
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