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「強盗に狙われやすい」危険な家"10の特徴"と対策 あなたの家は大丈夫?今日からできる防犯対策

東洋経済オンライン / 2024年10月23日 9時30分

だが、いったん塀の中に入ってしまえば、絶好の隠れみのとなるわけで危険は増してしまう。上記に挙げた3以降も当てはまる家は、その高い塀やフェンスが逆効果となる。

「マンションでも危険」である理由

ドアや窓が多いという点では、戸建ての危険性がよく言われるが、マンションのような集合住宅であっても変わらない。

集合住宅の1階で、庭やデッキからリビングまでひと続きのようなつくりの部屋がある。大抵、床から天井までの大きな掃き出し窓が設置されており、陽がよく入ったり、換気ができたりとメリットも多いが、防犯上は危険性が増す。

強盗が数人いても余裕を持って通れる大きさで、窓を割れば簡単に侵入することができるからだ。

玄関の鍵が古く、ドアの立て付けが悪い家は、実際に侵入する際に容易というだけでなく、下見の段階で「この家は防犯対策をしていない」とみなされ、マークされやすくなるだろう。

家の作りだけでなく、生活面でも注意が必要だ。住人が高齢者や一人暮らしと悟られないようにするためには、洗濯物など家族構成がわかるものを家の外から丸見えの場所に置かないようにする工夫が必要だ。

「家族構成を周囲に知られないようにする」と「近所の交流がない」は一見、矛盾しているようだが、近所に高齢者の一人暮らしと知られていても、毎日誰かと顔を合わせ、挨拶するような関係性が築けていれば安心感が増す。

この家がいつもと違う状況になったり、異様な物音がすれば、周囲の家が気づいてくれる可能性が高くなるからだ。

問題なのは、近所付き合いがまったくない状態で、「どうやらあそこは一人暮らしの高齢者がいるらしい」となんとなく知られているような状況だ。その噂を聞きつけた強盗に目をつけられるリスクは高まる。

「侵入されない家」にする3つの対策

とはいえ、家を建て替えたり、住み替えをしたりというのも、現実的にはなかなか難しい。今の家の安全性を高め、先述した「10の特徴」を少しでも減らす方法を紹介したい。

まずは、玄関や窓など、出入り口に防犯対策を施すことだ。

警察庁が公表している「侵入窃盗の侵入口」(2022年)のデータによると、戸建てもしくはマンションなどの集合住宅の場合、「窓」と「表出入口」からの侵入が全体の7割以上を占めている。

さらに、同じく警察庁によると、「5分以内」に侵入することができなければ、約7割の侵入者が侵入を諦めるという。つまり、「窓」や「表出入口」に5分を耐えしのぐ設備があれば、強盗を防ぐことが可能かもしれないのだ。

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