1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

洋服の「カレー染み」キレイに消す洗濯の"ガチ技" やってはダメ「漂白剤で最初に付け置き」の理由

東洋経済オンライン / 2024年10月26日 8時40分

強いていうなら、胸のあたりに本をモチーフにした刺繍と飾りが付いていて、めくれるようになっています。

標準コースで洗うと飾りがちぎれる可能性があるため、これを考慮して表示を付けられているのかもしれません。ですが、おそらく標準コースでも問題なく洗えるのではないかと思います。

そもそもとして、子ども服で普段着として着るTシャツなら、当然こういった食べこぼしが付きやすいことは想定されます。すると、汚れが落ちにくい弱コースでの洗濯では汚れを落としきれず、すぐに捨てなければならないということが容易に考えられます。

ではなぜ弱コースで洗うという表示が付いているのか?

それは、“製品になった状態できちんとテストせず、表示が付けられていることが多い”からです。

きちんとテストで製品を洗ってから絵表示が付けられていれば、弱コースで洗うという表示にはならないはず。いずれにしても、弱コースでの洗濯の指定は、このTシャツを着ることを考えたとき、適切ではないと僕らは考えます。

メーカーさんには製品デザインを、洗濯などのケアの部分も含め設計してほしいですし、購入する側も、洗濯表示の矛盾を見抜く目を持ってほしいです。

結果的に、このTシャツの素材や色、作りから判断すると、今回は以下のような条件で洗ったほうがいいと、僕らなら考えます。

洗濯機のコース:標準コース
洗浄時間:洗い15分、すすぎ3回、脱水3分
水温:40℃(洗いとすすぎの1回目までは40℃、その後は常温)
洗剤:弱アルカリ性の洗剤

注意点としては、この洗い方は洗濯絵表示にある条件に沿わないので、自己責任のもと洗うことになります(なので、本来はそうならないよう購入時に着用シーンを想像し、洗濯表示も確認をしたうえで、快適に着用ができるアイテムを購入することが大事なのです)。

では、実際に洗っていきますが、なにもこのTシャツだけを洗う必要はなく、この洗い方で洗えるものがほかにもあれば(例えばタオルや白いTシャツなど)、一緒にまとめて洗ってOKです。

逆に、黒い綿素材のTシャツとかは同じ洗い方をすると色落ちや色あせにつながるので、分けて洗う必要があります。

衣類の量はたくさん入れすぎない、水量は節水せず増やす、洗剤は規定量を入れて濃度を確保するという「3つの量」をきちんと確認し、まずは、この洗い方で一度洗ってみて、汚れがどうなったかを確認します。

キレイになればそれでOKですし、もし汚れが残るようだったら、その結果を受けて次の手段を考えていきます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください