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4万超えvs1万円以下「ホットプレート」徹底比較 BALMUDA The Plate Pro、山善「減煙焼き肉グリル」

東洋経済オンライン / 2024年10月26日 12時0分

2製品を使って、比較的脂が多い和牛で焼肉をしてみた。

バルミューダのクラッドプレートは高い蓄熱性を誇っており、食材を置いても160℃以下に温度が下がらず、均一に熱を食材に伝え、表面はパリッと焼けることが特徴だ。その代わり、プレートが加熱されるまで14分ほどかかる。

温度は220℃、200℃、180℃、160℃から選ぶことができる。焼肉のおすすめは220℃と取扱説明書にあったので、220℃に設定をした。肉を置いたとたんに大きなジュッという音が響く。あっという間に焦げ目がついた。肉が焼ける時間も早い。

山善は、焼肉プレートを使用するときは、先に水トレイに水を200cc入れておく必要がある。

温度は230℃、180℃、140℃、WARM(保温)の目盛りがあり、途中の温度は無段階で設定できる。

ただ、プレートは一般的な軽い食材を入れると入れたとたんに一気に温度が下がってしまい、煮えたような焼き上がりになる場合がある。油が落ちてしまうので焦げ付きが少なく、煙も出にくい。バルミューダと比較すると煙の少なさは一目瞭然だった。

実際に焼いてみるとバルミューダは焦げ目がしっかりついて香ばしく、食感がよい。ただ、脂が多い肉を焼くとどんどん脂が出て広がってしまい、蓄熱性の高いプレートで熱し続けるため、脂が飛び、焦げていく。一度焼いたら表面の焦げつきをヘラで落とし、キッチンペーパーで拭いていかないと、プレートに肉がくっついてしまう。

焦げないように脂をふきとりつつ調理をしたが、それでもプレートが高温なので表面が焦げてしまった。脂もはねやすいので、新聞紙などを敷いておかないとテーブルが惨事に……。プレートのまわりには、汚れた脂が落ちる「油受けトレイ」があるものの、それが丸見えとなり、見た目もキレイとは言えない状態だった。家族は「途中からは山善のほうが美味しそうに見える」という感想だった。

一方の山善は、網状のフッ素加工が施してあるプレートで、余分な脂を水トレイに落としていく。

肉を置くと静かにジュッという音がする。バルミューダのように蓄熱製が高いわけではないので、置いたとたんに温度が下がっている印象だ。

1枚の肉を焼くのに、バルミューダよりも時間がかかった。焦げ目はつくが、香ばしさについてはいまひとつといった印象だ。

ただ、脂がどんどん下に落ちるので、脂っぽさがなく、煙は気にならない。プレートもバルミューダほど汚れることがなく、最後まで気持ちよく食べることができた。

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