1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

4万超えvs1万円以下「ホットプレート」徹底比較 BALMUDA The Plate Pro、山善「減煙焼き肉グリル」

東洋経済オンライン / 2024年10月26日 12時0分

焼いた肉の味については、バルミューダのほうが理想に近かったが、プレートの汚れや溶けた脂が目立ち、こまめにお手入れをしながら食べないと焦げや脂っぽさが気になる結果となった。ただ、鉄板で焼いた野菜は一瞬で水分が蒸発し、その蒸気で蒸した状態になるため、どれもとても甘く、バルミューダは野菜の焼き加減にも感激した。

山善は一般的なホットプレートで焼いた味で、焦げ目はもう少しパリッとついてほしいところ。野菜もタマネギなどは時間がかかり、乾燥していくので、みずみずしさはバルミューダより劣る。どちらも一長一短だと感じた。

ステーキはバルミューダに軍配

ステーキはそれぞれの取扱説明書に書いてあるおすすめの温度で焼いた。バルミューダは200℃、山善は焼肉プレートを使用して230℃。

分厚いステーキ肉を焼いたが、プレートにおいても温度が下がらず、しっかり表面に焦げ目がつくのはバルミューダだ。均一な温度で加熱でき、加熱ムラや焼きムラを抑えられており、やわらかなミディアムレアに焼くことができた。

山善は、焼肉プレートで焼いているため、網目のような焼き目がついて見た目は美味しそうだ。ただ、焼肉と同様、肉を置くと温度が下がっているのは明らかで、バルミューダよりも焼くのに時間がかかり、表面の香ばしさはいまひとつ。また、焼きムラも少しあった。

フッ素加工の山善は金属製のナイフなどを使うことはできないが、バルミューダはプレートの上でそのまま切ってそのまま配膳できるので、アツアツの状態のまま食べることができ、鉄板焼き店のような雰囲気を味わうこともできた。ステーキに関しては、やはり山善のような一般的なホットプレートよりもバルミューダのほうがムラなく美味しく焼き上がる。

ホットケーキは、気になる焼きムラはなかったものの、山善はコントローラーに近いほうが少し濃く焼き上がった。コントローラーのまわりにヒーターが多いからかもしれない。

バルミューダは分厚いプレートが均一に温まっているため、どこで焼いても同じように焼ける。生地を置いても温度が下がらないせいか、膨らむのも早かった。バルミューダは生地が一気に盛り上がり、厚みのあるホットケーキができる。山善は、焼き色にムラはないものの、バルミューダと比較すると少しだけ薄いホットケーキになった。

蓄熱性の高いプレートはホットケーキには最適で、バルミューダのほうがふっくらとしたお店のようなホットケーキに仕上がった。

片付けは山善のほうが早く、面倒がない

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください