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「仕事ができない人」一発でわかる"2大NGワード" ダメ社員「なんとなく」の発言、あまりに多い訳

東洋経済オンライン / 2024年10月28日 10時0分

「成果が出せない人が使いがちなNGワード」をご紹介します(写真:USSIE/PIXTA)

「数字に弱く、論理的に考えられない」

「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」

「魅力的なプレゼンができない」

これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。

今回は「成果が出せない人が使いがちなNGワード」を取り上げる。

「生産性」ってなんですか?

あなたに質問です。

「生産性」とはなんでしょうか?

まず確認したいのは、あなたがこの問いに即答できたかどうかです。答えの内容は重要ではありません。仕事内容や価値観によって生産性の定義は人それぞれであり、唯一の正解はないからです。

そしてもうひとつお尋ねします。あなたの仕事において最も重要なキーパーソンが生産性という言葉をどう定義しているか、あなたは把握されているでしょうか。もしあなたとその人物とで生産性の定義が異なっているとしたら、あなたはその人物と一緒に仕事をしていても、永遠に生産性が高まらないかもしれません。

いま私はあくまで「生産性」をひとつの例として挙げましたが、これは他のどんな言葉にも当てはまることです。そして成果が出せず苦しんでいるビジネスパーソンの言動を細かく観察していると、ある共通点がはっきりわかります。

それは、「言葉の定義」に極めて鈍感であるということです。

もしかすると、あまりピンとこないという方も多いかもしれません。そこで今回は、研修やセミナーで頻繁に目にする「成果が出せない人が使ってしまうNGワード」を、2つご紹介します。

ご紹介するNGワードはどちらも、「言葉の定義」に鈍感だからこそ出てきてしまう言葉です。

ダメ社員は「なんとなく」で話している

私は「ビジネス数学」という教育テーマを提唱し、大手から中小企業、自治体やトップアスリートなどの人材育成をサポートしています。そのため、日々、多くのビジネスパーソンとお会いしています。

それはすなわち、多くの「ダメ社員」と少しの「成果を出している社員」との違いを目の当たりにするということでもあります。

その違いは、一言でいうと「なんとなく使う言葉」の多さです。その代表的な例として、いまから典型的なパターンを2つほどご紹介しましょう。

NGワード①「アレ」

ある研修参加者が、「そっちではなくこっちをやったほうがアレだと思いますが……」と発言していました。

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