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連続強盗「家族が生き残る家」の特徴と"10の武器" 防犯対策をしても強盗犯が突破してきたら…

東洋経済オンライン / 2024年10月29日 9時0分

どこの家にもあるものが「武器」になる(画像:Graphs/PIXTA)

「闇バイト」で集まった若者たちによる、連続強盗事件。いずれも住人が在宅中に押し入り、暴力の末に金品を奪っている。負傷者だけでなく、監禁者や死者まで発生し、全国に不安が広がった。

【画像】あなたのウチは「生き残れる家」? 5つの特徴

連れ去り監禁事件にまでなった千葉県市川市の事件(70代の母親と暮らしている50代の女性宅に強盗が押し入り、女性が一時連れ去られた)については、すでに逮捕されている実行犯の2人に加えて、残る1人で指名手配中だった21歳の男も10月28日に身柄を確保された。

しかし今回の実行犯が捕まっても、いま現在もSNS上では「闇バイト」が募集されている。今後も全国で同様の事件が発生する危険性があるだろう。つまり、継続した防犯が求められている。

強盗の侵入に備える「5つの対策」

筆者は前回、「強盗に狙われやすい」危険な家として、「10の特徴」と対策を記事にした。

たとえ「闇バイト」で集められた即席の強盗であっても、下見はしているだろうし、「家の中に入らせない」またはターゲットになりうる「“闇名簿”を更新させない」ための事前対策は必須だ。

とはいえ、素人集団である強盗犯たちは、首謀者たちにとっては“捨て駒”でしかなく、プロなら入らないような家にも実行命令が下っている。指示役に言われた通り、多少無茶をしてでも押し入っているのだろう。

事前対策は施しているが、それでも強盗に入られてしまったら……。どうしたら家族や自分の命を守れるのか。セキュリティコンサルタントの立場から、「生き残る可能性を高める」対策をお伝えしたい。

まず、強盗に入られてしまう危険性を前提に、備えておきたい物事が5つある。

1. 複数階ある戸建ての場合、寝室は2階以上の部屋にする

2. 鍵がついている寝室であれば、就寝中は鍵をかける。鍵のない部屋の場合は、ドアストッパーなど、鍵の代わりになるもので代用する

3. 就寝中は、柄の長い強力な光の懐中電灯、通信機器(携帯電話やスマートフォン)を手元に置いておく

4. 寝室にサイレン付きメガホンやホイッスルを用意しておく

5. 家の中の照明は、必ず1カ所は点けておく(玄関や勝手口など)

2階に「パニック・ルーム」を設ける

筆者は警視庁時代、南アフリカに赴任していたことがある。現地の治安は良くなかったため、大使館の安全基準を満たした住宅にはあらゆる防犯対策がしてあった。

その経験から、危険国に赴任する人には、就寝中の襲撃に備えて寝室を「パニック・ルーム」にすること、そして戸建てのような2階建ての建物の場合は階段の途中に鉄格子を設置して、2階全体をパニック・ルームにすることを勧めていた。

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