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気温差対策にも!「大判スカーフ」大人アレンジ術 ファッションエディターが教える秋のおしゃれ

東洋経済オンライン / 2024年10月30日 17時0分

シーズンレスで活躍するのが、シルク&カシミアの大判スカーフです(写真:luigipetro/PIXTA)

体型も体調も変化する中年期、新しい服を買って髪やメイクをアップデートすることも大事だけど、一番は自分と向き合って優しく触ること。

「おしゃれは時にゆっくりペースでいい」と話す気鋭のファッションエディター大草直子さんの『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』より、大人のTIPSを紹介します。

トレンチコートは「実用の美」で選んで

フライトジャケットやPコート、トレンチコートなど、ミリタリー由来のものは数多くあれど、女性が着るにあたり、素材やシルエット、ディテールがデフォルメされているものが多い。

もちろん、その面白さもあるのですが、多くを変えず、実用の美を踏襲したほうが絶対に素敵なアイテムが、トレンチコート。

トレンチコートは、英国軍の雨具がオリジン。行軍する兵士たちが雨に濡れないように発明されたアイテムです。

撥水加工がされたギャバジン素材を使用し、戦時中の実用を備えたディテールが今なお残るデザインが良い。例えば、銃を発砲したときの衝撃を和らげるためのガンフラップや、水筒などが滑り落ちるのを防ぐため、そして倒れた仲間を引き起こすための肩章など。

デザインディテールのように見えて、実はそこに、確かな理由があるからこそ存在し、なくすと、逆に違和感が生まれるのです。しかも、それぞれが、スタイルアップやデザイン性を高めるなど、別の役割を果たしているのが面白い。

ガンフラップはトラッドな印象を加え、かつ、上半身をすっきり見せてくれるし、肩章は、肩のラインを鋭角にシャープに、ウエストのベルトは、ウエスト位置を高く錯覚させてくれる。

原型は1900年頃発明された、といわれているので、100年以上経っても、今なお決して時代遅れにならないトレンチコート――。オリジナルに近い1着を選べば、きっとこの先100年、「古臭くならない」と思うのです。

アクアスキュータムは実は少しモードに映るし、バーバリーは、男っぽくてトラッド。日本のSANYO COATは、女性らしくエレガントなのが特徴です。

通年使えるスカーフは、「シルカシ」

スカーフというと、シルク100%、しかもツイル織りのものを思い浮かべる方が多いと思います。シルク糸を高密度に織るので、しなやかで丈夫、そして光沢が生まれるのが特徴。

大体サイズは90cm×90cm。大きく羽織る、というよりは、小さく折って結んだり――という使い方がポピュラーで、少しエレガントになるイメージ。

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