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「愛犬愛猫と同じ墓に入る」"ペット終活"最新事情 もし自分が犬猫より先に死んだら…どうする?

東洋経済オンライン / 2024年11月2日 10時0分

最後までペットの命に責任をもつためにどんな準備が必要なのでしょうか(写真:Fast&Slow/PIXTA)

結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。

共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。

そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。

著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。

その松尾氏が、「愛するペットの終活」について解説する。

ペットの飼い主に多い年代は?

私たちの生活に彩りと喜びを与えてくれるのが、ペットの存在です。

【知れば安心】子供がいない&子供に頼りたくない「おふたりさま」の"老後の不安"が全部1冊で解消すると話題のベストセラー

我が子同様にかわいいペットですが、日々愛情を注ぐと同時に、飼い主には「終生飼養の責任」があります。

つまり、原則として一度飼ったら動物がその命を終えるまで責任をもって適切に飼養することが、飼い主の役目なのです。

内閣府の調査によれば、ペットを飼っている人の年代は50代が最も多く、ついで40代、60代となっています。

そして、猫の平均寿命は12〜18年程度、犬の平均寿命は15年程度とされています。20年以上長生きする長寿猫、長寿犬も少なくないようです。

たとえば子育てや仕事が一段落した50代、60代から犬を飼いはじめた場合、自分に介護が必要になってもペットが生きている、あるいは自分よりも犬のほうが長生きする……という可能性は十分ありそうです。

また、長期入院などでペットの面倒をみられなくなることがあるかもしれません。

最後までペットの命に責任をもつために「どんな準備」が必要なのか見ていきましょう。

まず、入院などで、しばらく面倒をみられなくなった場合です。

家族にペットのケアをお願いするのが一般的ですが、ひとり暮らしの場合は友人・知人や預かり業者などに一時的に預かってもらうことになると思われます。

そういった場合でも、日頃から「次のような準備」をしておくと、預け入れがスムーズです。

【いざというときのための準備】

・ワクチン接種を済ませておく
・ある程度のしつけをしておく
・食事や生活習慣、薬などについての注意点をまとめたメモを作成しておく

半永久的にペットの面倒をみられなくなったら?

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