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オーケー「関西初進出」で見逃される"本当の強敵" vsライフ…ではなく、もっと怖い存在がいる

東洋経済オンライン / 2024年11月3日 8時30分

工事の様子を横目に見ながら道路を歩いて行くと、大きな四葉のクローバーのマークが目に入る。ライフだ。オーケーから本当に近い。確かにこれは激戦の予感をびんびん感じる。

横の白い建物がオーケー。その200m先にはライフが見える。なお、そこからさらに同じくらいの距離のところに万代がある(筆者撮影)

中に入ってみよう。先ほども書いた通り、ライフは10月にリニューアルオープンしたばかりで、中は非常に綺麗だ。入ってすぐは他のスーパー同様、青果売り場が目に入るが、気付くのは「BIO-RAL」というオーガニック食品のコーナー。

これ、ライフのオーガニックスーパーのブランドで東京・大阪に実店舗がある。そこで扱われている商品が売られているのだ。

品質の良さで、中価格帯では圧倒的な強さのライフ

こうした売り場構成からもわかるように、ライフはスーパーマーケットの中でも「中価格帯」のスーパーになっている。実際、売られているものの値段はイオンやその他スーパーと比べるとライフのほうが高い。しかしその分、ライフは売り場の演出や商品の並べ方などが工夫されている印象だ。

また、高井田店のリニューアルの要点として、「惣菜売り場コーナー」と「冷凍食材コーナー」の拡充が押し出されている。実際、それらのコーナーを見ていると、確かに広い。これは、高井田周辺が大阪都心部のベッドタウンであり、20〜40代のファミリー・単身世帯が多いためである。

ただ、ライフは全体として食品に注力しているため、ある意味、ライフの特徴が際立つ店舗だとも言えるだろう。

これらの惣菜を見ても、安さを売りにしているというより、素材や品質にこだわっている、という感じ。全体として商品の質や売り場の雰囲気に力を入れ、中価格帯ぐらいの店を目指している。

「安さ」が売りの万代

さらに、ライフから200mほど歩くと、関西圏のローカルスーパー「万代」が現れる。平日の午後に訪れたのだが、かなり人が入っていた。入り口を通るといきなり目に入ってくるのはうずたかく積まれた商品の山。その上には「安売り」という張り紙がしてあって、これでもかと言わんばかりに安売りが押し出されている。

この段階でライフとはまったく違うスーパーだ。店内には安売りやイチオシ商品のアナウンスが流れる。私が訪れたときは「北海道フェア」をやっていて、北海道のいろいろな商品が売られていた。

この感じも含め、「安価なスーパー」という感じである。実際店内をめぐっていると、300円の弁当などもあって、全体的に商品の値段は安い。

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