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プロ直伝!我が家の「オプション」選び7つのコツ 快適さとコスパの両立で後悔しない家づくりを

東洋経済オンライン / 2024年11月5日 10時0分

天窓などに憧れる人は多いものですが、オプション選びはよく考えてからがよさそうです(写真:foly / PIXTA)

物価の上昇が続いている。生活に欠かせない食料品といった日用品から電気・ガスなどのエネルギーコストに至るまでさまざまな「モノ」の値段が上がり続けており、私たちの暮らしにも影響を及ぼしつつある。

【画像】屋根裏の点検で見つかった不具合とは・・・?

家を建てるコスト、「住宅建設費」も例外ではない。国交省が公表する建設工事の費用の変動を示す指標建設工事費デフレーター(住宅総合)を見ると、その費用は右肩上がりに増加を続けている。2023年度には基準となる2015年度と比較して2割以上の上昇率となっているのだ。

コロナ期のウッドショックに端を発する建築資材の高騰が起こり、木材価格などが上昇。さらに建設業界の深刻な人材不足も建築コストを押し上げる要因の一つとなっている。

2024年4月からは、労働者の待遇改善やワークライフバランスの向上を目的とした「働き方改革関連法」が建設業界にも適用され、従来の長時間労働を見直す動きも広まってきた。これまで以上に人材確保が難しくなり、人材コストが上がると考えられている。

家づくりに関わるコストが上昇する中、費用対効果の高い「満足できるマイホーム」に近づけるうえで、カギとなるのが「オプション仕様選び」だ。

仕様の選び方一つで、住み心地はもちろん、予算面も大きく左右される。選んだオプション仕様によっては快適な暮らしを手に入れるどころか、維持費などかえって負担が生じるケースも考えられるからだ。

そこで今回は、家づくりにおいて重要となる「7つのオプション仕様」について、知っておくべきポイントを紹介する。費用対効果を意識し、コスパよく理想の住まいを実現するためのヒントを中心にお伝えしていきたい。

選び方で暮らしが変わる!7つのチェックポイント

【①天窓】実は雨漏りリスクなど注意すべき点も

天井から光が降り注ぐ開放的な空間に憧れ、設置を検討する方も多いのが天窓だろう。ただし設置する際には平らな屋根をくり抜くため隙間ができやすく、その部分から雨漏りが起こるケースが想定される。

屋根そのものが雨を防ぐ役割を担うため、そこに窓をつけること自体が雨漏りのリスクを高めてしまうのだ。

雨漏り対策として窓枠に防水加工を施しても、経年劣化で効果は薄れていくため定期的なメンテナンスが必要だ。とはいうものの、高所での点検には危険が伴い、業者に依頼すると費用負担も発生する。

もちろん採光や通風など、天窓が有効活用できるシーンは少なくない。しかし万が一、雨漏りが発生したら修繕費用も高額になることを認識したうえでの導入をおすすめしたい。

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