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38歳婚活美人「趣味は料理」アピールの致命的ミス 「人柄はよいのにお断りされる」問題を考える

東洋経済オンライン / 2024年11月7日 12時0分

人柄はよいのにお断りをされてしまう人たちの事例を紹介します(写真:hanack/PIXTA)

お見合いや仮交際に入ったときに、話は合うのだが、“交際辞退”または“交際終了”と、お断りをされてしまう人がいる。「お人柄はよいのだが、結婚相手としては難しい」と判断されたからだ。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けする連載。今回は、人柄はよいのにお断りをされてしまうケースの裏側に潜んだ理由をご紹介したい。

料理好きの女性だったが…

まずは、凝りすぎた趣味はいい結果をもたらさないという、典型的なパターンから紹介しよう。

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さだお(41歳、仮名)がお見合いしたみゆき(38歳、仮名)のPR欄には、「趣味は料理」と書かれていた。料理好きは、男性からの好感度も高いはずなのだが、お見合いを終えたさだおは、交際辞退を出しながら言った。

「お写真通りのきれいな女性でしたし、終始笑顔でお話ししてくださって、とても感じのよい方でした。プロフィールの“料理が好き”というのにも、会うまでは心惹かれていたのですが、料理の話を聞いているうちに、一緒に生活していくのは難しいなと思いました」

若い頃から、和洋中の料理教室に通って、プロの味により近づけるように勉強してきたという。包丁や鍋などのキッチン用具も、量販店の安価なものではなくプロが使う高価品を使っているそうだ。

「調味料やスパイスもかなりの種類を常備しているとか。おいしいものを食べられるのはうれしいのですが、自分は食にそれほどこだわりがない。彼女とは食生活の価値観が合わないと思いました」

生活をしていくには、お金がかかる。生活必需品のすべてが高騰している昨今だ。

「住居費、光熱費、税金は、値上がりしても支払わなくてはいけない。何で家計を節約するかといったら、食費だと思うんですよ。食に興味があればエンゲル係数が高くなっても気にならないでしょうけど……」

また彼女の性格を、こうも分析した。

「“どんな料理も完璧に作れるようになりたい”と、いろんな料理教室に通ったみたいですけど、そのこだわりの強さが、彼女の性格そのもの。“料理好き、イコール家庭的”とは違うんだなというのが、今回の感想でした」

お見合いで、「〇〇がプロ級!」というアピールは、それが個性として際立ってしまい、そこに費用がかかることがわかると、プラスの魅力よりもマイナス要因が大きくなることがある。気をつけたいところだ。

嫌いじゃないが、お金がかかる

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