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アップル、Mac刷新"メモリ倍増"が示す戦略的意志 「生成AI時代」に対応した製品ポートフォリオ

東洋経済オンライン / 2024年11月7日 9時30分

一度に使う時間も長く、対話を通じて、じっくりと成果物の品質を高めていく面が、スマートフォンよりも明確にあると言えよう。そうしたデバイスである。パーソナルコンピューターは、同じAIの使いこなしでもより幅広いトークン量を求められる。

つまり、より長い文脈におけるより良い成果に向けてのやりとりが長くなり、以前に交わした対話に立ち返っての見直しなども必要になってくるだろう。実際に生成AIを活用している方ならば、そうした対話の長さ、文脈を汲み取ることの重要性についてわかるだろう。

搭載メモリの倍増は、今後のApple Intelligenceの開発の方向を示しているのかもしれない。つまり、パーソナルコンピューター向けへと発展させていくとき、基礎は同じでも応用の方向が変化していくのではないか。

今回のアップデートでアップルは、Macの事業領域でのAI対応の準備を整え終えたが、半導体、デバイス、OS、クラウドを統合しながらAI時代へと適応させる動きは、今後もiPhone、iPadはもちろん、すべての事業領域にわたって動いていくだろう。

本田 雅一:ITジャーナリスト

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