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チームのメンバーがすぐに打ち解ける会話のコツ 帰属意識を高めるために最初の顔合わせが重要

東洋経済オンライン / 2024年11月9日 18時0分

●アイスブレーカーの区別

「初対面」のときに使うアイスブレーカーと、お互いに知っているメンバーが「新しいプロジェクト」のために集まったときに使うアイスブレーカーを区別する。どちらも同じだと思うかもしれないが、この2つの機能はまったく違う。

初対面用のアイスブレーカーは、お互いに相手を人間として知るためのツールだ。それぞれの好きなもの、嫌いなもの、興味があるものを知るためにある。

一方で、新しいプロジェクト用のアイスブレーカーの役割は、チームの目的を明確にし、仕事そのものへの熱意を醸成することだ。

初対面用のアイスブレーカー

・自分にとっての「最高の日」と「最悪の日」について話す。
・子ども時代を思い出すとき、まっ先に頭に浮かぶ食べ物は何か? その理由は?


・最初に乗った車について話す。

他にもいくつか紹介しよう。

・ 自分について絶対に知っておいてもらいたいことを3つ挙げる
・ このチームで無人島に取り残されたら、あなたはどんなスキルでチームに貢献できるか?
・ 自分の日常のサウンドトラックとして1曲だけ選ぶとしたら、あなたは何の曲を選ぶか?
・ バーかレストランを自分で設計するとしたら、どんな店をどの場所に出すか?
・ 明日から休暇の旅行に出かけるとしたら、どこに行きたいか? その場所を選んだ理由は?
・ どこで生まれ、これまで12カ月以上住んだ場所はいくつあるか?

新規プロジェクト用のアイスブレーカー

・このプロジェクトでもっとも楽しみなことは何か?
・いちばん気がかりなこと、起こってほしくないことは何か?
・どんなスキルを磨くことにもっとも興味があるか?

●アイスブレーカーの進め方

<「ペア・アンド・シェア」のテクニックを使う>

いきなりチーム全員の前で自分を開示するのではなく、まず2人1組のペアになって、2人だけの場所でアイスブレーカーを実施し、その後でお互いの答えをチーム全体にも伝える。

<メンバーでいちばん強い人を選んでその人から質問に答えてもらう>

誰かが自分を開示することで、他のメンバーも安心して自分を出せるようになる。

新メンバーを迎えるときに有効な「PALSメソッド」

脆弱な文化と強固な文化の間にあるもっとも大きな違いの1つは、新しいメンバーを迎える初日に現れる。脆弱な文化のチームは、ただ決められた手順を守るだけだ。「会社の駐車場ではこのパスを見せてください。そしてこれが健康保険の書類です」

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