1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

東京エディション銀座「6300円朝食」の正直な感想 1泊20万円超の超高級ホテルのモーニングの実力は?

東洋経済オンライン / 2024年11月9日 8時20分

モーニングの会場は14階の「Sophie at EDITION(ソフィアットエディション)」です。

壁面は大きなガラス窓で、グリーンと白木がメインのハードルが高すぎないカジュアルな内装。テーブルにはピンク色の蘭が1輪飾られ、清潔で居心地の良い空間に整えられています。

担当テーブル製を採用しており、同一スタッフがオーダーを聞く、配膳をするなどすべてを担当してくれます。客数に対して店員の数が多く、接客が行き届いているという印象です。

アラカルトメニューはバイキング形式

モーニングメニューの実施時間は朝7時から10時30分で、料金は税込6300円です。メインディッシュをメニュー表から1つ選び、前菜やパンやサラダ、フルーツなどのアラカルトメニューはバイキング形式という、ハーフビュッフェスタイルでした。

とはいえ、ビュッフェ会場独特のわいわいがやがやした雰囲気はありません。ビュッフェエリアには専属スタッフが常駐してこまめに補充&清掃をしているため、荒れることなく常に整然としています。

自分で大皿に盛るのではなく、小皿に盛り付けられているものを取るシステムなので順番待ちもなしなのです。

筆者は和朝食をセレクト。ごはんと漬物とみそ汁に、小鉢は焼き魚、いくらなど7種が行儀良く並ぶ美しいお盆に、食べる前から心が躍ります。ごはんは、白米・玄米・お粥から選べました。

さらにビュッフェでサラダ、フルーツ、ハムなどのシャルキュトリ、パンにマフィン、ヨーグルトにフルーツジュースなど、欲張っていろいろ取り分けました。

さらに、スペシャルスイーツはプディングを追加。外国人のシェフがテーブルを回っておすすめしてくれました。

フランス料理店の和朝食は正統派の上品なおいしさ

「東京エディション銀座」のモーニング会場は、実はフランス料理店なのですが、和朝食は正統派の和食でした。

朝食は濃い味付けのものがなく、全部しみじみおいしい。薄味だからこそ素材が上質なのがよくわかります。漬物や海苔の佃煮に至るまで、優しい味です。

焼き魚の鯛は、皮目の焦げ目は香ばしく、身はさっぱりと淡白で旨みが詰まっています。素揚げして塩をふった三つ葉と一緒に、レモンをしぼってからぱくりと食べると、フルーティーな酸味と香味野菜の味に深みが加わり、染みるおいしさ。

みそ汁の具材は豆腐となめこ、鶏のごぼう巻きの上にはししとうがらしとみょうががちょこん。おいしいものをよりおいしくする味の足し算が完璧で、手作り豆腐を覆う鰹節とネギ、温泉たまごに添えられたゆずのひとかけらまでぬかりなし。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください