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渋谷「宮下公園フードコート」で私が呆然とした訳 「もう若者の街じゃない」と言われるがここは違った

東洋経済オンライン / 2024年11月10日 8時40分

そんな渋谷らしい、若者の集う施設にあるフードコートが、今回訪問した「FOOD HALL」である。

訪問したのは午後5時ごろ、宮下公園同様に客層が一般的なフードコートよりもとにかく若い。そして、女性が多い印象を受けた。

客席数に対し、店舗数は少なめ

全席数は300ほどでそこそこ多いのだが、それに対して店舗が少ない。

タコスなどメキシコ料理を提供する「TACO BELL」に韓国料理の「VEGEGO」、中華の「PANDA EXPRESS」とハワイ料理の「MAGURO MARKET」、さらにみんな大好きマクドナルドとフードドリンクスタンドの「VALUME」、6つのみである。

少ないとはいえ、ラインナップは非常にユニークで、かなり国際色豊か。多様性の街、渋谷らしいといえば、らしい。そんな中にあるマクドナルドが、何となく面白い。

日本にいればいたるところにある店舗の一方、そもそもはワールドワイドなチェーンであり、これも立派な「世界の味」といえよう。

ちょっと歩いて気になったことがある。普通のフードコートなら、布巾などが置いてある場所に、給水機も併設している。

しかし、このFOOD HALLには、見た限り公共の給水機がない。

掲示物には長くても1時間で出るように、といった旨の内容も書いており、すわ「排除フードコートか」と思ったものの、早計。実はフードコートとしてではなく、多くの店舗が給水機を用意しているスタイルだった。

また、2つある入り口のうち「North」側から入ると、おそらく施設内のショップで販売しているのであろうアイテムを展示しているのもユニークである。

ちなみにこの日は帽子が3点。あいにく目を留めている人はいないように見受けられた。

ドリンクバーにご当地チュロス 珍しいものがいろいろあった

賑わっているものの、回転率は悪くない。席種はカウンターか大きなテーブルをパーテーションで小分けにした席、もしくは2・4人掛けのテーブルなどがメイン。端にあった2人掛けテーブルが空いていたので、陣取りして何を食べるか決めに行く。

そこそこユニークなラインナップながら人気が目立ったのはマクドナルド。安定の味とともに、価格も比較的安めなのが評価ポイントだろうか。その他、PANDA EXPRESSやTACO BELLが目立って人気である。

特にPANDA EXPRESSは、海外のフードコートにある店のように、白米やチャーハン、炒麺といったメインを選び、さらにいくつかのおかずを自分で選ぶ形が何となく食欲をそそる。まず1店目はこちらにしよう。

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