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「客単価2000円超」"令和のアサイーブーム"の実態 流行語大賞にもノミネート、昔とは異なる流行り方

東洋経済オンライン / 2024年11月10日 8時30分

約10年ぶりにブームとなっている、アサイーボウル。平成がハワイ発なら、今回は韓国発のブームなのが特徴だ(筆者撮影)

「令和のアサイーブーム」が来た

11月5日に「2024ユーキャン新語・流行語大賞」候補30語が発表。その中に「アサイーボウル」が入った。

【画像8枚】あなたなら2000円出せる? 令和の「アサイーボウル」はこんな感じ

アサイーとは、ブラジル原産のスーパーフードとして知られるフルーツで、そのアサイーのペーストとともにフルーツやシリアルを盛り付けたのがアサイーボウルだ。

アサイーボウルは2010年代半ばに一度ブームとなったが、現在は一時期と比べたら下火になっていた。久しぶりにこの名前を聞くとともに、「なぜ今さら?」と思った人も少なくないはずだ。

昔のブームが「平成のアサイーブーム」とするなら、実は今、「令和のアサイーブーム」と呼べるブームが再び来ているのだ。

【画像8枚】「手のひらサイズで2000円近く」「小腹が満たされる程度のボリューム感」…約10年ぶりにブームの「アサイーボウル」。令和と平成の違いとは?

この「令和のアサイーブーム」の源流は韓国だ。近年、韓国のカフェでアサイーボウルが流行しており、日本にその流れが上陸し、Z世代の女性を中心に人気を得ている。

多くのカフェではアサイーボウルとともに、同じく韓国で流行中の「グリークヨーグルト」とともにラインナップされており、この2つがセットで人気となっている。「平成のアサイーブーム」はハワイの朝食ブームから派生しており、この点が大きな違いだ。

話題のアサイーボウルを実食!

今、渋谷や原宿、新大久保などではグリークヨーグルトやアサイーボウルの専門店が次々にオープンしている。

そこで筆者は「令和のアサイーブーム」を体験すべく、今年8月に原宿にオープンしたアサイーボウル専門店「I♡ACAI(アイラブアサイー)」に行ってみた。

YouTubeやSNSで人気のインフルエンサー、中町綾がプロデュースしたとあって話題になっている。

若者が行き交う原宿の路地、やや奥まった場所に「I♡ACAI」はある。客層はほぼ20歳前後の女性客。テイクアウトも可能だが、今回はイートインで「スタンダードアサイーボウル」を注文。

直径15センチほど、手のひらにのるサイズのプラカップで提供される。イチゴやブルーベリー、バナナ、グラノーラの下にはアサイーのペーストが盛り付けられている。

アサイーはその鮮やかな紫色からベリーのような酸味を想像されがちだが、実際にはそこまで酸っぱくはなく、クセのない味わい。ほどよい甘さが加えられており食べやすく、フルーツのトッピングも見た通りの味、という感じだ。

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