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「無難なビジネスリュック」選ぶ男性が放つ違和感 素材次第で箱を背をっているように見えてしまう

東洋経済オンライン / 2024年11月12日 9時40分

むしろフラップやベルトのシンプルな装飾が、リュック形状にメリハリをつけてくれるため、ナイロン・ポリエステルの化学繊維であっても、フラップ型ならば箱を背負っているようには見えないのです。

とは言っても、スポーツやアウトドアブランドのロゴが付いているものはカジュアルを連想させてしまうため避けたいところですが、「ワンポイントのロゴ全般がNG」という訳でもありません。たとえばメゾンやビジネスバッグブランドのものならば、ワンポイントをポジティブに捉えてもらえるケースもあるでしょう。

一方、フラップ型のデザインに苦手意識がある場合は、レザー素材のビジネスリュックを検討してみてください。質感ある素材ならば、たとえスクエア型でも、単なる箱を背負っているようには見えませんし、ラウンド型であったとしても、直線的なジャケットやスーツの印象に馴染みます。

これはビジネスブリーフを選ぶ条件にも通じますが、「素材の質感は、形状による印象を変えるほどの影響力がある」のです。とくにビジネスリュックの場合、バッグ本体が上着に密着するため、ビジネスブリーフ以上に「質感の影響を受ける」ことは想像に難くありません。とはいえレザー素材のビジネスリュックはお値段も上がるため、価格重視ならばラバー素材も選択肢です。

防水機能のあるラバーのリュックは、そのマットな質感から、ジャケットなどのドレスアイテムに合わせられるもの。化学繊維やレザーに比べて、必ずしもバリエーションが豊富とは言えませんが、化学繊維同様にリーズナブルです。ただしデザイン次第では野暮ったく見えるため、デザインの吟味は求められます。

コスパ重視の場合は何を選べばいい?

つまり私の結論としては、「レザー素材のフラップ型」がビジネスリュックの印象をワンランク上にしてくれるものだという認識であると同時に、どんな形状であっても、レザー素材のものならば野暮ったく見えることはないという考えです。

そしてコスパ重視の場合は、素材にこだわらずフラップ型を選ぶこと。ここまでビジネスリュックの印象をワンランク上に変える選び方をお伝えしてきましたが、着こなしについても注意が必要です。

これまで本連載においても、「長すぎるリュック紐がだらしなく見える」という注意喚起をしてきました。ところが通勤電車でビジネスマンのリュック姿をリサーチしていたところ、「リュック紐が短すぎるため、ジャケットにシワが寄っている方」をよく見かけたのです。

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