「iPhoneのAI機能」日本でいますぐ使える機能3つ 「iOS 18.1」アップデートで一部の機能が有効に
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 9時20分
中でも英語が母国語ではないユーザーにとって便利なのが、「作文ツール(Writing Tools)」と呼ばれる英文の書き換えだ。このツールを使うと、なんとなく日本語から翻訳したり、これまで習った英語でたどたどしく書いた文章を、ネイティブっぽい言い回しに変えてくれる。不自然さがなくなるので、相手にも伝わりやすいだろう。
利用方法は次のとおり。まず、相手に伝えたいことを普通に文章として書き起こす。このときの文章は、翻訳アプリを使ってもいい。次に、文体を変更したい箇所を範囲指定する。すると、キーボードの上部にこれまで出ていなかったApple Intelligenceのアイコンが表示されるはずだ。ここをタップすると、Writing Toolsが立ち上がる。
Writing Toolsでは、どのような文体に変更するかも指定できる。相手が友だちのように親しい関係なら「Friendly」、ビジネス関係だったら「Professional」を選択するといい。長めに細かく書いておいて、要約するときには「Concise」で文章を圧縮することも可能だ。試しに、仕事で関係のある相手に、打ち合わせの時間を変更してほしい旨を英語で簡単に書き、「Professional」を選択してみた。
すると、「But」が「However」に置き換わってよりフォーマルになったり、「2、3空いてる時間を送ってほしい」という趣旨で書いた「tell me 2 or 3 schedule of you」が「provide me with two or three alternative dates and times」になったりと、かなりこなれた文章に変換された。
なお、「schedule of you」は文法的にも少々おかしいが、こうしたポイントも作文ツールで修正可能。「Proofread」(校正)をタップすると、「schedule」が複数形の「schedules」に、「you」が所有代名詞の「yours」に置き換わった。文法ミスや単数形、複数形の区別などを気にせずに知っている単語だけで文章を書いていき、最後にWriting Toolsを使って修正すれば、素早く英文でメールを書くことができる。
その意味で、作文ツール(Writing Tools)はどちらかと言えば、英語ネイティブでない人にこそ活用できそうなツールと捉えることもできる。Apple Intelligenceを活用すれば、英文作成の“時短”が可能になるというわけだ。英語に苦手意識のある日本人こそ活用できそうな機能と言えるだろう。
文章で動画が作成される「メモリームービー」
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