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「iPhoneのAI機能」日本でいますぐ使える機能3つ 「iOS 18.1」アップデートで一部の機能が有効に

東洋経済オンライン / 2024年11月13日 9時20分

Apple Intelligenceでもう1つ役に立ちそうなのが、「メモリームービー」だ。メモリーとは、「写真」アプリが自動的に思い出になりそうな写真をピックアップして、動画として仕上げてくれる機能のこと。これまでは写真を撮りためていくと勝手に作成されていたメモリーだが、Apple Intelligenceでは利用者自身が文章を打ってメモリーを作成することが可能になる。

例えば、子どもが運動している写真だけでメモリーを作りたいときや、自撮りだけを集めたメモリーを作りたいときなどに、これを活用することができる。友だちや夫婦の記念日に、2人で写っている写真だけをまとめてメモリーを作ってもいい。手動で写真を選んで作成することも可能だが、Apple Intelligenceならその手間を省けるというわけだ。

Apple Intelligenceを使ったメモリームービーの作り方は次のとおり。まず、「写真」アプリを開いたら、画面を下にスクロールさせていく。iOS 18以降の「写真」アプリは、ここに最近の写真や人物ごとに仕分けられた写真が並んでいる。メモリーもその中にある。Apple Intelligenceが有効になっている場合、そのメモリーの最初の画面に「Create Memory Movie」という大きな枠が表示される。

その下に、検索窓のような形をしたキーワード入力欄があり、「Describe a memory」と書かれている。ここをタップして、どのようなメモリーを作るかを指定する。試しに、上記のような自分で撮ったの写真だけを集めたメモリーを作ってみた。ここでは、入力欄に「American food photo in restaurants. Human photos must not be included.」と入れてみた。アメリカで撮った、料理だけの写真にしてほしいという意味だ。

精度は十分ではないが日本語対応も期待したい

後半の文章がないと人物の写真も混ざってしまっていたが、ハンバーガーやホットドッグ、ステーキの写真だけで構成されたメモリームービーが出来上がった。ただし、1枚バルセロナのレストランで撮った写真も混ざってしまっていたので、これは出来上がったメモリームービーから削除した。人物の写真を混ぜ込んでしまうこともあるなど、精度はまだ十分ではないことがうかがえるが、撮りためた写真からムービーを作りたいときには便利。日本語対応も期待したい機能だ。

このように、英語ではようやくスタートしたApple Intelligenceだが、まだ粗削りな部分は残っている。再三述べているように、英語以外の言語にも未対応。Apple Intelligence自体、まだ進化の途上にある。イラストを作成する「Image Playground」や、画面上で何が起こっているかを読み取る機能、さらにはChatGPTとの連携も未対応だ。日本語対応とともに、今後の定期的なアップデートにも期待したい。

石野 純也:ケータイジャーナリスト

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