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「玉木不倫」許す人のちょっと身勝手な"思考回路" 批判殺到の松本人志と命運分けた「許される条件」とは

東洋経済オンライン / 2024年11月13日 18時30分

そのコメントから、加害に関する物的証拠がない一方で、後輩に女性を集めさせて会を開いたことや不倫を認めるようなニュアンスが感じられるだけに、立場こそ異なるものの「玉木代表のほうが潔い」と見えるのも当然でしょう。

ただ、そんな松本さんにも批判ばかりではなく復帰を待つ声も多く、「仕事とプライベートは別で考えるべき」という声が散見されます。

世間の厳しい目に加えてジャニーズ創業者の性加害報道以降、テレビ局やスポンサーが出演者のコンプライアンスに厳しくなっていることもあって、レギュラー番組への復帰はまだ難しいでしょう。

実際、松本さんが訴訟取り下げを発表した数日後、ある民放テレビマンから「真っ先に起用したテレビ局はかなりの批判を受けるリスクが高いから、本当は起用したいけどまだできないと思う」という声を聞きました。

現段階では「見たい人がお金を払って見る」劇場公演や有料動画配信サービス、あるいは、収益を目的としない前提でYouTube動画の配信などでの復帰が現実的なのかもしれません。

象徴的なのは、そんな難しさがわかったうえで「松本さんクラスの大物は仕事とプライベートは別で評価すべき」という声があがっていること。長年お笑いのトップに君臨してきた人物だけあって、コアなファン層だけでなく、ライトなファン層であろう人々からの待望論も目立っています。

「玉木不倫」はなぜ許された?

一方、玉木代表も表に出る仕事ではあるものの、前面に押し出しているのは個人ではなく政策。また、政党のポジションよりも政策の実現、政党の対立よりも問題の改善・解決を優先するなどの姿勢を見せることで世間の人々に訴求してきました。

特に「手取りを増やす」という自分たちの生活にかかわる経済政策が押し出されているため、「仕事とプライベートは別で考えたほうがいい」という声につながった感もあるのでしょう。

実際、ネット上には「衆議院議員選挙をきっかけに生まれたこの流れを止めないほうがいい」というニュアンスの声が散見されます。

それどころか不倫騒動があったことで、むしろ「こんなことに流されず政策実現能力を評価すべき」という強烈な支持の声があがっているところもあり、これまでの不倫騒動とは異なるムードを感じさせられます。

もちろん純粋に玉木代表の能力を認めている人もいるのでしょうが、それと同等以上に「自分たちにかかわることだから、今回は別の話にしたほうがいい」という気持ちもあるのではないでしょうか。

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