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「悩まない人」がやっている"意外すぎる思考法" 人は答えが出ていることにはさほど悩まない

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 19時0分

もし、答えを出すこと、つまり「決める」ことができたのであれば、それは「悩む」ことができない。

簡単に言えば、「決めてしまったら、悩めない」。

なぜなら、決めたら悩む意味がないし、やるしかないから。

とどのつまり、メンタルが擦り減る悩む時間をいかに減らすか? と考えると、これはまさに「いかに早く決めるか」が大事なのである。

■無駄に悩むな、常に選べ

先ほどの例を整理して考えてみよう。

まず、悩みの種は同僚のリアクションが予想外に冷たかったこと、そしてそれに加えて自身と同僚との関係性の悪化である。

ここでよく人々がやってしまう悩み方は次の通り。

①自分の言い方が悪かっただろうか
②では、どういう風に伝えればよかったのか


③うーん、自分は間違ったことは言ってないと思うんだけど……
④それに半分ぐちのつもりで言ったことなのに……
⑤明日同僚と顔合わせるの気まずい……

多すぎる。重すぎる。しかし、わかる。そう思ってしまうだろう。人間だし。人間は不便だ。マジで。

でも、これらは何度も言うように、抱えるだけ無駄だ。

むしろあなたのメンタルをひたすら削り続ける。諸悪の根源ここに有り。

とにかく、これらを時間無制限に考えるのは得策ではない。

だからこそ、選ぶのだ。例えば以下のように。

・明日同僚と話す
・業務の廃止の件、強い言葉で言ってしまったがそれは同僚を否定するつもりだったわけではなく、前々からの不満と職場のためを思った気持ちからであることを伝える
・ただ、それについて同僚のリアクションがイマイチだったことが気がかりで、自分も不安になっており、真意を聞きたい旨を伝える

恐ろしくシンプルである。ここまでしっかり決めると、もはや明日の出勤もスッキリした状態で臨める気がする。

では、決めた内容に対して、悩む場所やメンタルが擦り減るポイントがあるだろうか。

ないはずだ。なぜなら、もうこの3つで動くと決めちゃったから。

決めちゃったことに悩もうとしても、「いや、でもコレ決めちゃったしな……」と思うと悩む隙がない。

このように、物事を決めることは、自分のメンタルが擦り減る時間を飛躍的に減らすことができる。

また、別に決めなくてもいい。

この件について「私は悩まない」という選択肢を選ぶだけでもいいのだ。
そうすると、悩もうとしても「あ、そういや悩まないってことにしたわ」とあっけらかんとできるのである。

何度も言うが、それだけメンタルが擦り減る時間に対して「選ぶ」「決める」といった活動は効果的なのだ。

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