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世界の一流が「金曜の午後3時」から始める"仕事" 週休2日を土曜と日曜に分けて考えるべき理由

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 17時0分

彼らは、土曜を「チャレンジデー」と位置づけて、自分の趣味や家族との時間を楽しむだけでなく、新たな人間関係を構築したり、興味のあるワークショップやセミナーに参加するなど、未体験のことに積極的に挑戦することを意識しています。

翌日の日曜は「リフレッシュデー」と考えて、運動や読書、ヨガや瞑想などを通して、体とメンタル、脳のリフレッシュを図っています。

この2日間を通じて、休養と教養を実現しているのです。

日本人の目から見ると、休養と教養というワードには「インドア」で「スタティック」(静的)なイメージがあるため、「家でゆっくり休んで、読書を楽しむ」ことをイメージしがちですが、彼らが家の中だけで休日を終えることはありません。

インドアとアウトドア、静と動を上手にミックスして、「アクティブ」(動的)でメリハリのある休日を過ごすことで、休養と教養の獲得を目指しています。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、土曜はハイキングに出かけて自然の中で思索に耽(ふ)ける時間を持ち、日曜は自宅で瞑想をすることによって、内省(自分自身を見つめ直す)の時間を持つことが多かったといいます。

イーロン・マスクは、土曜に自分で操縦して飛行機に乗ることを趣味にしており、日曜は自宅で瞑想や読書をして過ごしています。

土曜はアウトドアでアクティブな時間を楽しみ、日曜はインドアでスタティックな時間を持つことで、平日の疲れを取り、エネルギーをチャージしているのです。

世界の一流に共通するのは、「土曜をどう使うか?」が休日のカギを握ると考えて、趣味や家族との時間など、自分にとって大切なことは、土曜に優先的に組み入れていることです。その理由は、精神的に「余裕」が持てることと、肉体的な「疲れ」の問題です。

日曜の夕方になると、翌日の仕事のことが頭をよぎり始めるため、好きな趣味や家族との団らんを日曜に集中させてしまうと、大切な時間を心の底から楽しめなくなります。

フィジカルについても、同じことがいえます。ゴルフや釣り、私の場合でいえば、トライアスロンの練習やバイクのツーリングを日曜に入れると、どうしても翌日まで疲れが残ります。月曜日のスタートダッシュに支障が出てしまうのです。

自分にとって大事なことは、土曜に組み入れる……という発想は意外な盲点ですが、すぐに実践できると思います。

金曜の午後3時に休日の準備を始める

彼らは充実した休日を実現するために、金曜日の午後の段階でザックリとした準備をしています。その週のタスクの目処が立った午後3時頃を目安に、次のような作業をすることで、自分にとって有益な休日を手に入れているのです。

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