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「寿命を決める臓器=腎臓」機能低下を示す兆候5つ ダメージを受けてもほとんど症状が表れない

東洋経済オンライン / 2024年11月17日 15時0分

① 突然、尿の量が減ってしまった

「急性腎障害」といって、尿細管に激しい炎症が起こっている可能性があります。急性腎障害は薬剤が引き起こすケースが多いのですが、サプリメントや食品で炎症が起こることもあります。

尿の量を推し量る目安としては、トイレの回数があります。一般的に正常であれば1日当たり5〜7回といわれており、2回以下であると尿の量が少ないといえます。ただし、頻尿などは膀胱に問題があるときに発生することもあるので、トイレの回数だけで判断するのは早計です。

尿の量の減少に加えて、とても疲れやすくなり、ひどいむくみや食欲不振が表れた際には、すぐに腎臓内科や内科を受診してください。

② 夜に尿意で目が覚める

子どもと大人とでは、尿の出方が違いますよね。赤ちゃんのときは尿の出をコントロールできないので、おむつをつけます。そして、幼い頃はおねしょをするときもありますが、成長するにつれてそれがなくなっていきます。

大人になれば、昼間は何度かトイレに行きますが、夜はほとんど行かなくなっているはずです。トイレに行かなくても済むのは、腎臓に夜間の排尿回数を減らして尿を濃縮する機能が備わっているからです。

それにもかかわらず、「トイレに行きたい」と尿意を覚えて夜中に何度も目を覚ますのは、腎臓の機能が落ちて、尿の濃縮力が低下しているからです。

③ よく足がつる

眠っているときに、突然、足がビリビリと強く痛んでつることはありませんか? これは「こむら返り」とも呼ばれていますが、頻繁に起こる場合は、腎臓に不調をきたして体液のバランスが保たれなくなっている可能性があります。

「血圧」や「血糖値」の変化にも注意が必要

④ 頭痛や首のこりに悩まされがちだ

血圧が高いときには、血管がギュッと収縮していて、血行障害が起こっています。そのために、頭痛や首のこりが発生しやすくなります。

さらに血圧の高い状態が続くと、全身の血管は高い圧力を受け続けることになり、次第に血管の内部が硬く、もろくなってしまう「動脈硬化」が起こります。当然、毛細血管という細い血管の集合体であり、たくさんの血液が送り込まれる腎臓の血管は、その影響を大きく受けてしまいます。高血圧気味で、さらに頭痛や首こりが続くようなら要注意です。

⑤ 食後に強烈な眠気に襲われる

食事でとった炭水化物(糖)が消化吸収されるとブドウ糖に変換されて血液の中に放出されます。これが「血糖」で、その量を示すのが血糖値です。

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