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伝説の整体師が伝授「完全無欠の姿勢」になるコツ 姿勢一つで「何があっても大丈夫」の境地に

東洋経済オンライン / 2024年11月18日 15時0分

この記事では「矢印」に着目してきました。8の字の矢印は見事ですよね。矢印という概念を、文字通り飲みこんで回っている。

すべては骨盤の「回転」だと言いましたが、まさに回転が矢印をつくり、その矢印が体全体の循環(円)を形成するに至っています。

8の字の人のイラストを見て、どんな印象を受けたでしょうか? 左の猫背の人の「後ろに向いた矢印」はなんとなくネガティブで消極的、右のS字のシャキッとした人の「前に向いた矢印」は前進的でポジティブな印象でしたよね。

ではこの8の字は? 循環している矢印は、どんな力を持つのでしょうか?

なんとなく、「来るものを拒まず」「去るものを追わず」という感じがしませんでしょうか? 私にはそう見えます。

来るものを拒まず、来たものは全部取り込んでしまう。自分の一部として認めてしまう。去っていくものは意に介さず。

外からどんな「矢印」が来ても、スルン!と循環の輪に吸い込まれるような感じです。

逆に左の猫背の人は、外からの「矢印」はなんだか刺さりそうですね(苦笑)。おっと、また猫背の人の悪口になってしまった。ごめんなさい。

8の字の体は外の幸福に左右されない

でもこの印象は実際にそうで、「循環」には本当にその力があります。猫背の人もS字の人も、矢印の向きがネガティブかポジティブかという違いで印象が変わりました。

が、要はそこには「善悪」があるのです。よい向き、悪い向き、猫背の人は悪い向き、S字の人はよい向き。

しかし循環には「善悪」はありません。外から来た「矢印」がよいものであれ、悪いものであれ、とにかく循環の中には入れてしまいます。

猫背の人やS字の人は、特に猫背の人は「悪い矢印」が自分に刺さると苦労しそうですね。たまたま飛んできた矢印がよい矢印ならいいけど、悪い矢印だと苦労する。

つまり、主導権が自分側にありません。外から来るもので自分の幸せが左右されていきます。

しかし8の字の循環はどうでしょうか? 自分自身が循環しているのだから、外から何が来ようがあまり関係ありません。全部自分の問題です。

自分の循環が滞っていないかどうか。それだけです。何かが出ていったとしても、自分の循環が変わりないか、それだけです。

この究極の「自分自身の問題だけ」「自己完結」を具現化しているのが、8の字の体だと思います。外の幸福に左右されない、主導権を開け渡さない。それでいて矢印が外には向かわず(攻撃せず)、ただただ循環を続ける。この力を循環は持っています。

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