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ジョイフル「438円モーニング」にびっくり仰天の朝【再配信】 価格、味、盛り付けのクオリティが最高だった

東洋経済オンライン / 2024年11月19日 8時0分

いちごジャムは甘さ控えめ。ごろっと大きめのいちご粒が入っていて、ジャムというよりコンポートのような感じ。底にはコーンフレークも入っていて、まるでパフェのようです。

サラダも、こんもり盛られた千切りキャベツのてっぺんには水菜がトッピングされてあり、コストはかけていないものの、決して貧乏臭くないビジュアルなうえに、口の中でパサつかず、みずみずしい。

お皿に乗ったどれもこれもにハズレがなく、モーニングとしての完成度の高さに感動するほどでした。

目玉焼き納豆朝食438円

和朝食もすごかった。「目玉焼き納豆朝食」税込438円は、白ごはん、納豆、目玉焼き、ソーセージ、ひじき、ほうれん草のおひたし、味噌汁、漬物がセットになっています。この品数で、どうしたら500円以下で提供できるのか、はなはだ謎です。

もしかすると筆者が訪れた店舗の厨房スタッフの盛り付けの技術がすごいだけなのかもしれませんが、こちらもさきほどと同じく、食べる前から目でおいしい、美しい盛り付けで提供されました。ひじきに目玉焼きをもたせかけて、立体感を出してあるあたり、小技が効いています。

納豆がパックではなく小鉢に移し替えられて、小ネギが散らされています。このひと手間を438円でかけられるしくみが、私にはわからない。白ごはんの量もしっかりあるし、ソーセージは大きいわ、きちんとソテーしてあって軽く焦げ色もついていて粗挽きでプリプリだわ、なんとも隙がない和朝食です。

目玉焼きはエッグリングに入れて焼いているのかまんまるで、こだわりを感じさせる焼き上がり。実は調理時間を短縮するためなのか、店によっては冷凍の目玉焼きを使用しているチェーン店もあるのですが、だからこそ店内調理だと嬉しくなります。黄身は半熟、底がカリッとしていて、ただの目玉焼きなんですが、ちょっとだけいつもよりおいしく感じました。

ジョイフルのオペレーションは魔法のよう

筆者が訪れたのは、東京の隣県にある国道沿い、敷地の半分以上が駐車場になっている平屋建ての店舗です。日曜朝9時に入店すると、80席ほどの客席の20席ほどが埋まっていました。ほぼ同時に数組の家族連れも入店しました。

パッと見た感じホールスタッフは2人しかいないのに、注文のタイミングが重なったにもかかわらず、出てくるまでに極端に時間がかかることもなく、5分やそこらでシュッとしたビジュアルの朝食が出てきました。

安い価格設定の皺寄せは、たいてい従業員にいくものなので、てんてこまいになって提供が滞るのではと予想していたのですが、さにあらず。退店するまでの1時間ほどの間に、7割ほどのテーブルが埋まり、40人ほどが着席している状態でしたが、最後までオーダーは滞ることなく、ホールスタッフは次々とテーブルに食事を運び、退店したテーブルに残った食器もあっという間に下げられていきます。

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