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18年で5300万貯金、37歳元工場勤務員の「給料観」【再配信】 高収入の仕事に就かなくても愚直に稼ぐ方法

東洋経済オンライン / 2024年11月19日 14時0分

4. 車は軽自動車に乗る

軽自動車は普通車と比較して、選ぶ車種によっては車体価格が百万単位で安くなるうえに、年間の維持費も安い。自動車がなくても不便しない都会なら「持たない」選択肢もアリだが、必要な場合は軽自動車にしておけば年単位でかなりの金額を節約できる。

「普通車が必要だったら買う選択肢もあると思いますが、普通車と軽自動車での金額の違いを計算・比較してみたら思いとどまる人も多いんじゃないかなと。大事なのは周りの意見に流されず、自分にとって本当に必要か、欲しいかを見極めることです」

5. 他人と比較しない

「他人と比較しない」は、かおるさんの節約の神髄かもしれない。周りが持っているから買おう、みんながやっているから真似をしよう……と他人軸で物事を判断することが一切ないそうだ。

例えば、車の免許。周りでは「男性だったらマニュアル免許くらい持っていないと……」といった風潮や意見があったが、実際マニュアルを使う機会はないうえに免許取得費用が数万円高くなるため、かおるさんはオートマ限定の免許を取った。

「人の目を気にして使うお金は、すごくもったいないと思います。もし散財するとしても、せっかくなら自分のために使うほうがいいです」

本業と同じことで副業を始めてみる

オンラインショップでのアルバイト時代から、かおるさんは副業をしていた。

「内容は、物販です。バイト先と同じ商材はさすがによくないので、まったく別のものを販売していました。副業は本業に近いことで始めると、取り組みやすいし、成功率も上がるかと思います。ネットで調べる習慣がついたので、その後はブログやYouTubeなど気になったものは自分で調べてやってみるようになりました」

物販収入は波があり、ゼロのときもあれば、マイナスになることもあったが、調子が良いときは月に50万円くらい稼げることもあったという。その後の副業は、物販からブログやYouTubeでの収益に切り替えたことで数万円まで落ち込んだ時期もあったが、YouTubeチャンネル『節約マスクのお金の話』の視聴数が伸びると月50万円を超えるように。

副業が推奨されるようになったのは最近のことである。2018年に厚生労働省が「働き方改革」の一環として推進するようになり、会社員にとっても副業という選択肢が身近になった。その約10年前から副業に取り組んでいたかおるさんは、情報感度に加えて行動力が高いと感じる。

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