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55歳で第一子、「アラ還子育て」の意外なメリット チョコザップに通い長男の運動会に向け筋トレも

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 8時0分

現在62歳の留岡一美さん。7歳の長男との日々について聞いた(撮影:梅谷秀司)

23人に1人――。妻との間に第一子が生まれた男性のうち、45歳以上の男性の割合だ。まだまだ多数派ではないが、20年前の「67人に1人」に比べ、格段に増えている。(厚生労働省「人口動態統計」2003年、2023年報を基に筆者計算)。

アラフィフからの子育て、と聞くと「経済面、体力面ともに大変そう」とネガティブに捉える人も少なくない。しかし、当の本人たちはどのように感じているのか。

本連載では、45歳以上で「パパデビュー」した男性に、リアルな子育てライフを聞く。

初回となる今回は、現在7歳の長男を育てる留岡一美さん(62歳)に、お話を聞いた。

息子の運動会に向け「チョコザップ」

「長男の通う学校の運動会では、子どもたちの1200メートル走に保護者も希望すれば出られるんです。僕は今年怪我して走れなかったんで、来年は走りたい。夏は暑かったので『チョコザップ』で鍛えていたけど、季節のいい今は近くの公園でパパ友と走ったりしています」

【写真】7歳男児の子育ては体力勝負!育児に奮闘する留岡さん

インタビューに答える留岡一美さんは、終始穏やかながらバイタリティにあふれていた。

「あとは月に1回、山登りをしてます。特に高尾山を登るのが好きで、先週も登ってきました」

週末に家族3人で行くこともあれば、平日、午前中で仕事を終わらせ、午後に一人で行くこともあるそうだ。

最初は子どもを持つことに積極的ではなかった

長男が生まれたのは2017年。自身は55歳だった。44歳でソニーを退職し、人事コンサルタントとして独立したころに13歳年下の妻と再婚した。当時はあまり子どもを持つことに積極的ではなかったという。

「仕事が好きなんですよね。僕は、やりたいことや目標を作って、そこに全力を傾けることで充実感を得るタイプ。

だから、それができる環境にい続けたかったんです。当時の状況に満足していたんですよね」

しかし、妻は年齢が上がっていくにつれて『子どもが欲しい』という気持ちが強くなっていった。

留岡さんもそれに応えたいと思い、覚悟を決めて2年ほど不妊治療に挑んだ結果、長男を授かった。

「そのときは『やった!!』と思いましたね。それと同時に、体力面や親の介護と育児が同時並行になるいわゆるダブルケア問題などが頭をよぎりました。

周りもすごく驚いていたし、『体力的に大丈夫なの?』と言われたこともありました。でも、両親もとても喜んでくれたし、やっぱり嬉しかったですね」

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