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生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 10時30分

食後血糖値が高かったり、その後の血糖値の急降下があるようなら、気持ちやモチベーションが安定しにくい原因になるかもしれません。その場合は糖質の摂り方を工夫しましょう。空腹な状態で一気に糖質をドカ食いすることは避け、食事と食事の間に少しずつ補食を摂って血糖値の乱高下を避けましょう。

血糖値や補食の摂り方については前記事「『血糖値が高い』と気にしている人の重大な盲点」で詳しく述べているので参照していただければと思います。

③ストレス耐性や回復力をサポートする栄養素

ストレスに対抗するためには「副腎のケア」が重要です。ストレスに対抗するホルモンである「コルチゾール」は副腎(皮質)から分泌されるためです。

現代人は副腎が疲弊しがちです。副腎を疲労させないために、しっかり休養を取ることも大切です。

<ストレスに勝ち、回復力を高める栄養素>
コルチゾールの合成にはビタミンC、パントテン酸などが必要です。

<摂るべき食材>
ブロッコリー、キウイ、イチゴ、肉類、きのこ、魚介類、豆類、乳製品など

免疫を支える栄養素

④病気にならない抵抗力をつける栄養素

すぐに風邪を引いたり、体調を崩してしまうようでは仕事のパフォーマンスは上がりません。まずは元気に働ける体があってこそ。

そのためには免疫を支える栄養素を意識して摂りましょう。

免疫を支える栄養素は以下の通りです。中でもビタミンDが重要です。秋から冬は紫外線が弱くなるため、ビタミンDの不足に注意しましょう。

<抵抗力を高める栄養素>
ビタミンD、ビタミンA、亜鉛、オメガ3系、グルタミン

(ビタミンDの活性化に役立つ栄養素)
鉄、マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン

<摂るべき食材>
干ししいたけ、鮭、サンマ、にんじん、牡蠣、亜麻仁油、卵、大豆、肉、レバーなど

⑤老化防止に役立つ栄養素

40代、50代を迎えると誰もが気になるのが体の老化。「昔と比べて踏ん張りが利かなくなった」「見た目がみすぼらしくなった」などと気にされている方もいるでしょう。加齢とともに体が老化するのはある意味で自然なことですが、食生活の改善で急激な老化を防ぎ、若々しさを保つことができます。その結果、生産性を保つことができるのです。

老化を防ぐ方法

方法は2つあって、ひとつは過剰な活性酸素を除去すること。もうひとつは糖化対策です。

糖化とは体の中でたんぱく質や脂質が余計な糖と結びついてしまうこと。そこでできる物質をAGEs(蛋白糖化最終生成物)といいますが、これは私たちの身体を老化させてしまう​困った物質です。体内でAGEsを作らせないためには高血糖を避けること。そのためにも血糖の乱高下を避けることが重要です。

<加齢を防ぐ栄養素>
・活性酸素対策
ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、コエンザイムQ10

・糖化対策
糖化した食材を避ける。揚げたり焼いたりしたものよりも、茹でたり、蒸したりしたもの、生のものがよい。酸性の環境では糖化反応が遅くなるので、酢の物もおススメ。

<摂るべき栄養素>
ほうれん草、ブロッコリー、レバー、牡蠣、玄米、くるみ、海藻類、魚介類、肉類

多くのビジネスパーソンの方は、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスに注力するあまり「食」を軽視しがちですが、知力や体力を高く維持するためには、食事への配慮が欠かせないことを再認識し、必要な栄養素をしっかり摂っていただきたいと願います。

田村 忠司:ヘルシーパス代表取締役社長

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