1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「起業したい会社員」は事業計画書なんかいらない 小さなお金で始められる起業でまず実務に慣れる

東洋経済オンライン / 2024年11月25日 17時0分

(1)売上原価の算出

まず、同業他社の平均的な原価率や粗利益率を調べてみましょう。原価率とは、売上原価を売上高で割った値です。粗利益率とは、売上高から原価を引いた値を売上高で割った値です。この2つの割合を合計すると、必ず100%になります。

原価率=売上原価÷売上高 粗利益率=(売上高−原価)÷売上高 原価率+粗利益率=100%

(2)経費・販管費の算出

次に、経費や販管費を計算していきます。

①固定費の計算 固定費には、人件費、家賃、支払利息などが含まれます。これらの経費項目を洗い出し、月々の固定費を計算します。

②借入金と利息の計算 融資額、返済期間、利率を予測し、毎月の返済額と利息額を算出します。これにより、借入金の負担を具体的に把握できます。

③その他経費の計算 その他の経費についても計算が必要です。業種によって異なる項目が含まれますが、一般的には次のような経費が考えられます。

水道光熱費/通信費/交通費/消耗品費/交際費/広告宣伝費/保険料/外注費/運賃/荷造費など

これらを洗い出し、事業に必要な経費として記載します。

(3)必要売上高の算出

事業を続けるために必要な最低限の売上高を予測し、利益が出る売上高を計算します。例えば、固定費が60万円、粗利益率が60%の場合、必要な売上高は次のように算出されます。

必要売上高=(60万円)÷60%→100万円

さて、これらの計算、難しいし面倒でしょう? そう思った人こそ、こういった面倒な計算を必要としない、まずは手持ちの「小さなお金」で始められることを選んで、先に実務に慣れてください。

心配しなくても大丈夫です。こんなことが分からなくても、家計簿に毛が生えたくらいのことから始めることもできます。それがうまくいったら、専門家に相談したり、委託したりしながらやればいいのですから。

新井 一:起業18フォーラム代表

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください