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初対面を良縁につなげる気くばりのポイント 「また会いたい!」と思われる人になるには?

東洋経済オンライン / 2024年11月26日 19時0分

たとえば上司や取引先の人にごちそうになったときにその場で1回。社に戻ったときや別れ際に1回、さらに翌日(できれば、朝一番)に1回の合計3回、お礼を伝えます。

他にも、約束の日の前日や次回お会いした際もお礼を伝えることができるタイミングです。ここまで丁寧にお礼を伝える人は限られてくるので、やはり際立って好印象を抱いてもらいやすいのです。

相手の「顔」「名前」にプラスして覚えておくといいもの

出会った相手の顔と名前を覚えるのは当然のこと。これらに加えて話した内容まで覚えていたら言うことなしです。

「◯◯さん、先日はお目にかかれて光栄でした。特に◯◯のお話が興味深かったです。またお会いできて嬉しいです」

再会したときに、こんなふうに言われたらびっくりしませんか。「話したことまで覚えていてくれたんだ」と感心するでしょう。そして、また話は弾んで、ほんの数回会っただけでもすでに打ち解けている。これも気くばりの力なのです。

もし、どうしても名前が思い出せなかったり、あるいは前に会ったことがあるかどうかの記憶が定かでなかったりする場合は、「一度、どこかでお目にかかったような気がするのですが……もし、はじめましてでしたら、ごめんなさい」と聞いてみてください。そんなふうに聞かれて怒る方はいないはずです。思い出せないことを恐れず、自信がない場合は潔く聞いてみましょう。

相手を否定しない「イエス・アンド」のルール

一度つながったご縁が、良縁となって永続するための基本は、相手を否定しないこと。相手とは異なる自分の意見を伝えるときや、相手の難点を指摘するときですら、この基本は守りたいところです。

私のおすすめは、「イエス・アンド」論法です。これは、相手をいったん受け入れて(イエス)から、否定しないまま(アンド)自分の意見を言ったり、相手の難点を指摘したりするということ。

「あなたのアイデア、すごくいいね。こうしたら、もっとよくなると思うよ」

「あなたの意見はよくわかった。そうしたら、私はこう思うんだけど、この見方も取り入れてみると、どうかな?」

というように言葉を続けます。

ふだん、次のような言い方をすることは多くありませんか。

「あなたのアイデア、すごくいいね。でも、こうしたら、もっとよくなると思うよ」

「あなたの意見はよくわかった。でも、私はこう思うんだけど、この見方も取り入れてみると、どうかな?」

文字どおり、間に「でも」が入っているのを「イエス・バット」論法といいます。相手をいったん受け入れておきながら、結局は、「でも」と否定したうえで自分の指摘や主張をしているので、相手に「拒否された」とネガティブな印象を与えかねません。

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