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ディズニー幹部が宣言「日本の独自作品を増やす」 競争激化の日本へ投資、長期でトップ級目指す

東洋経済オンライン / 2024年11月29日 9時0分

制作面では、日本においては特にIPホルダーとの連携を重視している。出版社や制作スタジオ、作家などさまざまなIPホルダーともっと深く連携していきたい。

日本のIPホルダーと話していると、劇場公開を重視する姿勢が強いと感じることがある。だが、豊かなIPを2時間の劇場作品だけで語ることは難しい。動画配信でシリーズとして展開すれば、消費者と強いつながりを築くことができるかもしれない。今後日本では、確立されたIPをより生かすようなコンテンツを増やしていきたい。

――「エコシステム」という言葉が出てきましたが、ディズニーが日本のコンテンツ産業に与える影響とはどういうものですか。

ルーク まずローカルクリエーターと長期的で深い関係を構築していきたい。われわれが長期的に存在するプレイヤーであることを信用してもらい、それを証明していく必要がある。

日本は強固なエコシステムを持つ市場でもある。クリエーターの方とともに仕事をしてそれを引き出していきたい。日本のクリエーターにお伝えしたのは「think big」、より大きく考えていただきたいということ。そして、われわれもリスクをとり「beyond Japan」、ともに日本を超えていければと思っている。

並木 厚憲:東洋経済 記者

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