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松本人志の「復帰探るTV局」"チキンレース"の背景 横並びの見解の中、厳しい姿勢を見せた「意外な局」

東洋経済オンライン / 2024年11月30日 10時0分

松本さんが出演する日本テレビ系のレギュラー番組は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」「ダウンタウンDX」(読売テレビ制作)の2つ。どちらも長寿番組であり、長年起用してきた日本テレビが踏み込んだコメントを発した意義は大きなものがあります。

今後も他局以上にこの姿勢を鮮明にしていけば、「24時間テレビ」の募金着服やドラマ「セクシー田中さん」の原作者死去によるイメージダウンを取り戻せるかもしれません。

テレ朝は「我関せず」、TBSが「配慮」

11月26日にはテレビ朝日が定例会見を行い、篠塚浩社長が「裁判については当社として何も言うことはありません」などとコメント。

さらに西新常務取締役が「吉本興業から『今後のことに関してはまだ何も決まっていない』という説明を受けた」「(今後)ご出演の予定はございません」「活動休止されているので仮定の話はできないのですが、企画内容に沿って現場が都度タレントに出演を打診することになります」などと語りました。

テレビ朝日は1999~2000年に放送された「わらいのじかん」以降、松本さん出演のレギュラー番組を制作していません。系列局のABCテレビが「探偵!ナイトスクープ」「M-1グランプリ」を手がけていますが、基本的にNHKとほぼ同様の「我関せず」というスタンスなのでしょう。

翌11月27日にはTBSの定例会見が行われ、龍宝正峰社長が「ご本人は活動休止している状況が変わっていないと認識しておりますので、現在のところ決まっていることは特にありません」などとコメント。

続いて合田隆信専務は「吉本興業から活動再開については何も決まっていないという説明を受けた」ことを明かし、「こちらは『適切に判断して対応していく』というお話をしました」などと語りました。

さらに会見を求める声について聞かれると、「基本的に先方がお考えになることですので、こちらから何か申し上げることはありません」などとコメント。各局の中で最も慎重なコメントであり、松本さんと吉本興業への配慮を感じさせました。

TBSはレギュラー番組の「クレイジージャーニー」「水曜日のダウンタウン」に加えて特番でも「キングオブコント」「キングオブコントの会」「ドリーム東西ネタ合戦」「お笑いアカデミー賞」があるなど、松本さんとの関係性が深いテレビ局。加えてダウンタウンの相方・浜田雅功さんの出演番組もあるため、毅然としたスタンスを取りづらいのかもしれません。

最も出演番組の多い「フジテレビ」は…

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