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Netflix「日本ついに1000万世帯超え」は吉か凶か 「もうええでしょう」が流行語大賞トップ10入り

東洋経済オンライン / 2024年12月4日 10時0分

今年は次々と話題作も生まれました。日本のNetflix公式ランキング「Netflix週間TOP10」で週を跨いで1位を獲得した実写作品には「地面師たち」(6週連続1位)、「忍びの家 House of Ninjas」(4週連続1位)、『シティーハンター』(3週連続1位)、「極悪女王」(3週連続1位)が並びます。

なかでも、グローバルで好成績を残したのが『シティーハンター』です。2024年4月22日週のグローバル「Netflix週間TOP10」映画部門(非英語)で日本オリジナルの念願でもあった1位を獲得。複数の国で「Netflix週間TOP10」リストに載り続けました。さらに、ロケ地で経済効果も生んでいます。神戸市で長期間にわたって撮影したことによって、同市過去最高の4億円超えの経済効果をもたらしたことが報じられています。

エンディングソングにTM NETWORKの「Get Wild Continual」が起用されたことで、オリジナルの「Get Wild」のカラオケランキングが急上昇し、Spotifyでは月間リスナー数がほぼ倍増する結果も作り出したとか。

歌も売れてしまう現象は作品のヒットを妙に実感させもします。Netflix英語シリーズ歴代1位の「ストレンジャー・シングス」シーズン4が配信開始された当時、ケイト・ブッシュの「神秘の丘」が37年ぶりにアメリカ・Billboard Hot 100のトップ10入りに返り咲いたことがありましたが、日本の作品からもそんなトレンドが作られ始めているのです。

ランキングではそう目立たなかったものの、熱量の高さの表れとして歌がヒットする事例もあります。ゲイのリアリティショー「ボーイフレンド」のテーマ曲がまさにそれ。「Dazed & Confused」を歌う韓国のアーティストのGlen Checkは日本ではほぼ無名だったのにもかかわらずSpotify Japanバイラルトップ10で2位まで上昇し、作品人気を裏付けています。

韓国の成功と失敗を学ぶ

強力な作品投入の手を止める気配はありません。12月26日には「イカゲーム」シーズン2、2025年1月9日には是枝裕和監督が手掛ける向田邦子原作ドラマ「阿修羅のごとく」の配信を控えています。「阿修羅のごとく」はNetflix日本オリジナルの作品。宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すずが4姉妹を演じます。高い評価が期待される作品の1つです。

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