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「40歳パーカーおじさん」批判が議論沸騰する事情 パーカー姿がダサい人とそうでもない人の差

東洋経済オンライン / 2024年12月11日 17時40分

私は「フードの際(きわ)」が楕円形を描くように立っている状態と捉えています。言い換えるとフードのカタチが崩れていたり、フードが後ろに落ちてしまっている姿は、どんなに高級感あるフーディーであっても、残念に見えてしまうのです。フードの整え方を説明します。

まず崩れにくいフードのカタチを整えるには、「フードの中に土手をつくる」こと。写真のようにフードのなかにできた山脈のような状態を、私は「土手」と呼んでいます。

この土手があることで、フードの際が崩れにくくなるのです。たとえばフーディーを試着したとき、その姿がパッとしない方は、フードを整えないまま、鏡を見ている可能性も否めません。この着こなしの工夫なくして、フーディーを選ぶことはできず、ここには年齢は関係ないのです。

次にフーディーの質感について検討します。ダンボールニット素材のフーディーのみならず、ハイブランドを中心にヘビーウエイトな肉厚なコットンフーディーも見かけます。両者に共通するポイントは、「身体の線を拾わない」ということ。

これが大事なポイントと言える理由は、「身体の線が出てしまう」フーディー姿が、だらしなく見えるから。というのもフーディーはオーバーサイズの文脈で浸透しているため、どうしても大きいサイズ感になるわけですが、このとき身体のラインを拾ってしまえば、「単純にサイズが合っていない」という印象が強化されてしまうのです。

フーディーのカジュアル味を軽減させる工夫

スウェットシャツ同様にカジュアルな印象が強いため、合わせ方次第で、フーディーは子どもっぽさが強調される点も忘れてはいけません。つまりアイテム同士の組み合わせ方、とくにパンツのコーディネートが大切です。

チノパンやインディゴのジーンズではなく、イージースラックスを私がおすすめする理由は、「パンツのドレス感を高めることで、きれいなフーディー姿」をつくることが関係しています。結果的にフーディーがもつカジュアル味を軽減し、「フーディーなのに清潔感がある」という状態を狙っているのです。

そして冬のフーディーを合わせるアウター次第で印象が激変します。たとえばドレス感を上げてくれるAラインのロングコートは、カジュアルなフーディーを大人っぽい印象に仕上げてくれます。ところがジャケットの場合、「ブレザーにパーカーを合わせた中学生」のような状態になりかねません。

ハイブランドのロゴで賛否も

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