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もう子どものやる気をそがない「親の話し方4選」 「親が自分をどう見ているか」を感じる手がかり

東洋経済オンライン / 2024年12月12日 9時30分

2.「勉強もしないとね」

遊びに夢中になっている子どもに「勉強もしないとね」と声をかけるのは、親としての当然の気持ちかもしれません。しかし、子どもにとっては楽しい時間を否定されたように感じることがあります。

3.「それくらい普通じゃない?」

子どもが学校で褒められたり、自慢したい話をしたりするとき、「それくらい普通じゃない?」と返すと、謙虚さを教えたい意図が伝わらず、子どもは「頑張りが否定された」と感じます。

4.「泣いてもしょうがないでしょ」

感情が高ぶり涙を流しているとき、「泣いてもしょうがない」と突き放すような言葉は、子どもに「感情を否定された」と感じさせます。

5.「早くしなさい、何してるの?」

朝の支度や外出準備で時間がかかっているとき、親が「早くしなさい!」と叱ることは少なくありません。しかし、焦りやプレッシャーが子どもの行動をさらに遅らせることもあります。

6.「あなたも悪かったんじゃないの?」

友達とケンカした子どもに「あなたも悪かったんじゃないの?」と言うと、冷静さを教えたい意図が伝わらず、子どもは「味方ではない」と感じます。

7.「そんなこともできないの?」

挑戦をためらう子どもに「そんなこともできないの?」と言うと、子どもは「自分の能力を否定された」と感じ、さらに自信を失う可能性があります。

子どもの心に響く話し方4つの方法

では、上記のような「余計な一言」ではなく、子どもの心に響く話し方とはどのようなものなのでしょうか? 具体的な方法はたくさんありますが、代表的な4つをご紹介します。

1. 一般論として話す

子どもに直接的に指摘する言い方は、ときに反発を招くことがあります。そのため、具体的な事例を交えた一般論として話すのが効果的です。

例えば、「勉強を後回しにすると、成績が下がる人が多いみたいだよ」と言えば、子ども自身が「自分もそうなるかも」と考える余地が生まれます。

親が「あなたのことを言っている」と強調しないことで、子どもは冷静に話を受け入れやすくなるのです。この方法は、感情的な衝突を防ぎ、考えさせる余裕を与えるコミュニケーション術として有効です。ただ、子どもが勉強を後回しにしている、まさにその渦中に一般論として話をしても、自分のことを言われたと思うため、そのような場面は避け、通常の雑談の中に交えて話をします。

2. 心で感じていることを代弁して話す

子どもの気持ちに寄り添い、その心情を言葉にしてあげることで、親子の信頼関係が深まります。

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