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「パナソニックvsリファ」5万円超ドライヤー"吟味" 価格に見合う性能か、プロレビュアーが比較

東洋経済オンライン / 2024年12月14日 7時50分

仕上がりに応じた設定が可能

例えばMOISTモードでは、しっとり感を重視して高浸透ナノイー発生量を高め、STRAIGHTモードではクセを伸ばすために風温を上げるなど、それぞれの仕上がりに応じた設定が可能だ。ただし、具体的な温度やナノイー量の調整については明らかにされていない。迷った場合は、パナソニックのヘアケアカウンセリングで自分に最適なモードを選べる。

最初にスペックを見て気になっていたのは風量だ。

一般的には1.5㎥/分以上が大風量とされる中、この製品のスペックは0.8㎥/分と記載されている。一見すると乾燥速度が遅そうだが、実際に使用すると広範囲に強い風が広がり、他社の1.5㎥/分以上の製品を上回る速乾性で驚いた。

パナソニックによると、広範囲に風を届ける新速乾ノズルと高回転モーターの搭載で、速乾性能が従来品の1.5倍向上しているという。筆者のショートヘアでは、風の強さと広がりのおかげで速く乾いた。ただし、ロングヘアでは強風で髪が絡まりやすい可能性があるため、風量を調整するのがよいだろう。

温度については、比較的高いほうである。温風温度は約90℃前後(カタログの仕様表より)で、ある程度吹き出し口を離しても、少し熱いと感じる。個人的には頭皮が熱に弱く、かゆくなりやすいので、地肌用にはSCALPモードがあるが、それでは若干低すぎる印象だったので、髪を乾かすときは一段階弱めにして使っていた。

使用後、髪のうねりが抑えられ、ツヤ感が向上したと感じた。感触はサラサラで髪の毛を触ったときの感触がいつもと違い、サロンで整えてもらったような感じになる。

ただし、これが高浸透ナノイーの効果なのか、髪の毛を速く乾かすことでキューティクルを守り、ダメージを軽減できた影響なのかは断定できない。操作性については、クールボタンが独立していない点が使いにくかった。ほかにも、モード変更などは頻繁にボタンを押す必要があり、改善の余地があると感じた。

なお、セットノズル、ボリュームアップ&ストレーター、ノズルスタンド、本体スタンドが付属している。ボリュームアップ&ストレーターは大きなくしのような形で、クセを伸ばしたり、頭皮に沿って差し込んでボリュームアップをしたりできる。あまり上手く使えず、逆に変なクセが付いてしまったので、こちらはほとんど使用していない。長さ別に、もっと使い方の解説が欲しいところだ。

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