1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「パーカー騒動」で吠える"令和おじさん"の正体 団塊ジュニアはなぜパーカーにこだわるのか?

東洋経済オンライン / 2024年12月15日 12時0分

団塊ジュニア世代のファッションアイコンである木村拓哉さんは、インスタグラムを見る限り今もパーカーを日常的に着ているが、やはりドラマ「ビューティフル・ライフ」の頃の神がかった着こなしと比べると、昔ほどは似合っていない気がする。

それでも“令和おじさん”は今後もパーカーを着続けるだろう。ならば少しでも今っぽく似合っているにこしたことはない。おじさんに似合うパーカーと着こなし方を3つ具体的に挙げてみたい。

まずは、自分たちが高校生の頃から着ているコットンのアメリカ製のスウェットパーカー。代表的なチャンピオンのものは、当時は新品で買えた1980〜1990年代のものが今では数万円の価値があるネオ・ヴィンテージになっていて、古着市場でも高い人気を誇る。

これをあの頃と同じように全身アメカジでリーバイス501に合わせると、どうしても加齢が目立ってしまい若い頃の自分に負けてしまう。そこでオススメしたいのが、ジーンズの代わりにトレンドのウールのワイドパンツを合わせてドレスの要素をミックスするスタイリング。

これだけでグッとモダンで大人っぽくなり、上下の素材感のギャップでパーカーの経年変化も良い意味で際立つ。靴はあの頃と同じニューバランスのスニーカーでいいし、さらに今っぽくしたいならオンやサロモンを選ぶとより垢抜ける。

ニット素材のパーカーの上品さは、おじさん世代こそ似合う!(©︎ジョンスメドレー)

ニットパーカーで目指せザッカーバーグ!

次におじさんに似合うパーカーとしておすすめしたいのが、ニットパーカーである。

スティーブ・ジョブズは自身を象徴するスタイルとして、イッセイミヤケの黒のタートルネックとリーバイスの501を選んだ。そして現代のジョブズことマーク・ザッカーバーグは、Tシャツとパーカーを自身のアイコンとして選んでいる。両者に共通するのは「仕事以外の決断の数を減らす」という信念だ。

妹尾さんがディスった"打ち合わせにパーカーで出てくるおじさん"は、このザッカーバーグの影響が大きいはずで、たしかにスタートアップ系や代理店、クリエイティブ系のおじさんに多い気がする。

ザッカーバーグのTシャツとパーカーはイタリアの超高級ブランド「ブルネロ・クチネリ」のもので、それを1ダース揃えられるのは富裕層だけになってしまうが、同じようなニュアンスを取り入れたいならニット専業メーカーのニットパーカーを選ぶといい。

240年の歴史を持つイギリスの「ジョン スメドレー」のニットパーカーは、30ゲージのエクストラファインメリノウールを採用。ニットならではの温かみのある上品なデザインは、大人にこそ似合う品格が漂う。これにウエストがドローコードのスラックスタイプのイージーパンツを合わせれば、妹尾さんからもお許しが得られるかもしれない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください