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子育ては「引き算」するぐらいでちょうどいい 親の決めつけをやめたら子どもの自己肯定感UP

東洋経済オンライン / 2024年12月16日 9時0分

子どものために、と思ってやっていることが、実は「決めつけ」になっているかもしれません(写真:Taka / PIXTA)

さまざまな情報があふれる中で、我が子のためを思うと、ついつい子育てや子どもの教育には色々なことを詰め込んでしまいがち。しかし、子育てで大切にしたい「軸」や「信念」を明確にし、必要のないものは「引き算」することが大事、というのは、モンテッソーリ教師あきえさん。

「引き算」した方がいいことの中から、本記事では「決めつけ」について、モンテッソーリ教師あきえさんの著書『詰め込みすぎの毎日が変わる! 子育ての「引き算」』から一部を抜粋、再構成しお伝えします。

「決めつける」をやめてみる

子育て中、こんなことありませんか?

●子どもが何かをするときに「どうせできないだろう」「また失敗するだろう」と思ってしまうことがある

【漫画】子どもが心配で放っておけないママのビフォーアフター

●子どもの姿を見て「この子は○○な子だ」と決めつけてしまうことがある

●子どもが何か失敗をした後に「ほら」「やっぱり」と思うことがある

【漫画】BEFORE:引き算する前

マンガでは、ひとりで過ごすのが好きな子どもの姿を見て「このままじゃ社会性が育たないかも……」と感じたり、「この子は内気だわ」と決めつけたりする姿が見られましたね。

子育てをしていると、「どうせできないだろう」「この子は本当に何回言ってもわからない子だから」などと、無意識のうちに子どもに対して「決めつけ」をしたくなることはありませんか?

「決めつけ」とは、子どもに対して先入観や固定観念を持ち、その子の可能性や成長を限定的に捉えてしまうことです。

この「決めつけ」には、具体的には「先入観」と「勝手な評価」が含まれます。

●「先入観」とは、「どうせ〜だから」「○歳なんだから〜できるはず」などの子どもを見る〝前〞に持っている固定された考えやイメージです。

●「勝手な評価」とは、「この子は内向的」「○○ができない子」などと子どもを見た〝後〞に自分の主観や個人的な基準で判断を下すことです。

しかし、子どもは今まさに「自分」を創っている最中です。その成長を助けるためには、「決めつけ」を手放すことが大切です。先入観や勝手な評価は、私たちの目を曇らせ、子どもの本当の姿を見えなくしてしまうからです。

「決めつけ」で生じる心配なこと

「決めつけ」をすることには、いくつか心配な点があります。

●子どもの本当の姿や能力を見逃してしまう

●子どもの自己肯定感や自信の育みを妨げる

●大人が子どもの成長や変化に気づきにくくなる

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