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「子どもは親を映す鏡」だからこそ見直したい習慣 親もちゃんと挨拶してる? 行動は子どもに伝わる

東洋経済オンライン / 2024年12月18日 17時0分

私たち大人が意識しなくても、子どもは周りを観察し、人間としての立ち振る舞いや言葉を吸収し、真似てどんどん自分のものにしていくのです。

実際に日々お子さんと過ごす中で「いつの間に覚えたの?」「どこで覚えてきたの?」と驚くことはありませんか? 子どもが手の代わりにお尻や脚を使ってバタンと扉を閉めるようになったり、突然「ヤバい!」「ウケる!」などと言うようになったり。

子どもがそのような姿を見せると初めて「見られていたのね!」と気づきますよね。

このように、何でも吸収しながら「自己=自分」を創っているからこそ、私たち大人は子どもの「モデル」となることが大切です。

観て→真似て→自分のものにしていく

このプロセスが叶い、自立に向かうことをできるようにするには、観察するべき対象の「モデル」が必要なのです。

そのために、「不一致な言動」を引き算することがおすすめです。私たち大人が「不一致な言動」を引き算することで、子どもにとって一貫したモデルになることができます。さらに子どもはより理解することにつながるため、観て→真似て→自分のものにしていく→「できた」が増えるということが叶い、より自立に向かうことができます。

2. 「言葉」と「行動」を一致させる

マンガで出てきた例もそうですが、「元気に挨拶しようね」と言っているけど、大人は挨拶できていなかったり、「片づけて」と言っているけど、大人は読んだ本を出しっぱなしにしていたり。

他には、「人のおもちゃは奪ったらダメ」と言っているけど、子どもが持っている物を「返しなさい」と奪ってしまうことがあったりなど。私たちは完璧なロボットではないため、多かれ少なかれこのような不一致な言動は誰にでもあるのではないかと思います。

もちろん、言動が一致していることを目指していきたいですが、もしできないときがあっても大丈夫です。

大切なことは「あ、一致していないな」と気づくことです。そして、「片づけてねって言ったのに、お母さんの机は整理整頓できていなかったね! お母さんも片づけるね」と伝えられれば、それで大丈夫です。

私たち大人は子どもを観察しますが、実は私たち大人も子どもに観察されているのです! ドキッとしますね。だからこそ、私たちは子どもに観察されていることに意識的になることが大切です。

大人も子どもと一緒に成長するチャンス

3. 伝えたいことは行動でも示す

さらに、0〜6歳の乳幼児期は言葉で伝えたことより、「行動」でやってみせたことの方が自分の中に吸収しやすい特性があります。

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