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【スマホの中身は⋯】「デジタル遺品」3大解決法 「家族が大迷惑することも⋯」どうすればいい?

東洋経済オンライン / 2024年12月19日 12時30分

ただし、悪用を防ぐために、重要なパスワードを簡単に目に触れるような状態にしておくことは、避けなければなりません。

ちなみに、日本デジタル終活協会の代表理事である伊勢田篤史弁護士は「パソコンやスマートフォンなどの重要なパスワードは、紙に書き記して上から修正テープを貼り、財布や通帳などに挟んでおく」というアナログな方法を推奨されています。

いざというときには、テープを削ればパスワードが見えます。

万が一紙を失くしたら、パスワードを更新しましょう。

最近では「デジタルキーパー」「まも〜れe」など、デジタル終活を支援するサービス(ログインパスワードなどのデジタル遺品の共有や消去)も増えています。

必要であれば、利用を検討する手もあります。

「見られたくないデータ」はどうすればいい?

また、「見られたくないデータ」がある場合、あらかじめ削除しておく、フォルダにパスワードをかけるなどの準備が必要でしょう。

SNSのアカウントは、そのままにしておいても特に問題はないでしょう。

ちなみにFacebookやInstagramのように、本人が亡くなった後に「追悼アカウント」に変更できるSNSもあります。

いずれにしても、相続人が財産の調査を進めるうえで、デジタル遺品の確認が非常に重要な時代になっています。

重要な情報の存在や場所、自分の意向がスムーズに遺族に伝わるよう、事前に備えておきましょう。

松尾 拓也:行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家

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