破格の1800万円「スカイラインGTS-R」納得の理由【再配信】 800台限定の希少車、GT-Rを名乗れなかった1台
東洋経済オンライン / 2024年12月19日 8時0分
ちなみに日産製スポーツカーとしては、「スカイラインGT-R」のほうが有名だ。中型乗用車のスカイラインをベースに、動力性能を高めることで、数々のレースで活躍。1969年の初代「スカイライン2000GT-R」以来、現行モデル「GT-R」まで、長年、日産を代表するスポーツカーの地位を確立したモデルだといえる。だが、スカイラインGTS-Rが登場した当時、GT-Rは日産のラインナップから消滅していた時期。1989年にR32型スカイラインGT-Rが登場するまでの空白期間に、日産のレース対応車両としての役割を担ったモデルがGTS-Rだ。
ベースになったのは7代目R31スカイライン
ベースとなったのは、1985年にデビューした7代目スカイライン(R31型)。このモデルは、1972年に登場した4代目(C110型)を最後に途絶えていた、6気筒DOHCエンジンを復活させたモデルとして知られている。
発売当初は、スカイライン初の4ドアハードトップと4ドアセダンのみを設定。スポーティな2ドアクーペのGTSシリーズは、1986年に追加された。ちなみに、このGTSシリーズでは、速度が70km/h以上になると、フロントバンパー下から出現するオートスポイラーを装備。世界初となる空力パーツの採用なども大きな話題を呼んだ。
その後、1987年のマイナーチェンジ時に、スカイラインGTS-Rを追加。1985年から1993年まで、全日本ツーリングカー選手権など市販車ベースのレースに採用されていたグループAという国際レギュレーションに適合させたモデルだ。
大きな特徴は、2.0L・直列6気筒DOHCターボエンジンに、タービンを変更するなどのチューニングを施し、210馬力もの最高出力を発揮したこと。ボディサイズは、全長4660mm×全幅1690mm×全高1365mmで、ホイールベース2615mm。車両重量1340kgという軽量な車体などを実現していた。
新車のように美しい状態を維持した展示車
そんなスカイラインGTS-Rの展示車両で驚いたのが、内外装の美しさ。ボディの塗装には艶(つや)もあるし、サビが浮いている場所も見当たらない。2.0L・6気筒が鎮座するエンジンルームもホコリひとつなくきれいだ。また、モケット生地の前後シートやステアリング、シフトノブやダッシュボードなど、インテリア各部の装備もヤレた感じがない。とても約40年前のモデルとは思えないほどだ。
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