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「本当に就職に強い大学ランキング」トップ150校 卒業生が1000人以上で実就職率が高い大学

東洋経済オンライン / 2024年12月21日 7時30分

ランキング上位の工科系大学の就職先を見ておこう。1位の愛知工業大は、メイテック13人、デンソーテクノ12人、矢作建設工業10人など、地元愛知県発祥の企業を中心に就職者を輩出。3位の大阪工業大は三菱電機ソフトウエア22人、オプテージ13人、三菱電機エンジニアリング12人に加え、関西電力と三菱電機が各9人など、有名企業への就職者も多い。

4位の金沢工業大学は、戦後の1957年創立だが、学生の育成に高い評価を受けている。大学通信が進学校の進路指導教諭を対象に行っているアンケート結果を見ると、2024年は「就職に力を入れている大学」で2位、「面倒見が良い大学」は20年連続で1位だ。主な就職先は、北陸電気工事13人、コマニー、澁谷工業、PFUが各9人など。

5位の名古屋工業大の就職先は、デンソー61人、トヨタ自動車24人、アイシン22人など、愛知県内のトップ企業に多くの学生が就職している。

上位5大学のうち、唯一の総合大学である2位の福井大は、卒業生1000人以上で複数学部を持つ国立大学中、17年連続で1位。就職に強い学部系統の工学部や医学部、教育学部の定員の多さが実就職率が高い要因。就職者が多い企業は、福井村田製作所16人、トヨタ紡織11人、セーレン10人など。

学生一人ひとりに目が行き届きやすい分、小規模大学は就職支援がしやすく、大規模大学は不利となる。そうした中、卒業生が3000人を超える大規模総合大学で最上位となったのは、前年の8位から6位に順位を上げた名城大。福井大と同様に、理工学部や農学部など、就職に強い学部系統の学生数が多いことが一因のようだ。就職者が多い企業は、トヨタ紡織と大垣共立銀行が各24人、中部薬品23人、デンソーテクノ17人など。

手厚い就職支援もあり、卒業生が3000人以上の大学では、東京理科大学(22位)や近畿大学(55位)、青山学院大学(58位)、関西学院大学(59位)、京都産業大学(68位)など12大学が90%超の実就職率となっている。

女子大の平均実就職率は90.9%

7位は前年の12位から順位を上げた昭和女子大学。2022年卒まで卒業生1000人以上の女子大の中で12年連続1位を続けてきた同大は、2024年卒で再び1位となった。女子大は、椙山女学園大学(13位)、東京家政大学(16位)、武庫川女子大学(23位)、実践女子大学(27位)、安田女子大学(28位)などが上位にランクイン。

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