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東大生の親が実践、受験期に「子の不安消す」簡単技 不安を抱える受験生に対する「正しい接し方」

東洋経済オンライン / 2024年12月22日 7時50分

受験期の不安を解消する方法を解説します(写真:梅谷秀司)

受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。短期集中連載「現役東大生が解決!受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第2回】

親が明るく振る舞うと受験生にプラスの影響

親は受験を控える子どもに対してどんなことをしてあげればいいか。

【漫画で読む】「ドラゴン桜」で受験生にアドバイスをしてはいけない理由を語るシーン

これは多くの親御さんが悩んでいることの1つだと思います。親が勉強について指導するとプレッシャーになるかもしれないし、子どもの邪魔をしてしまうかもしれない。

かといって、まったく話さないでいると、孤独を感じてスランプになってしまうかもしれない。そうやって考えると、どんなふうに接するのが正解なのか、悩んでしまいますよね。

僕らは、東大生に対して定期的にアンケートを行っており、その中で東大生の親御さんたちが受験期にどう接していたのかについても調べています。

その結果として見えてきたのは、「笑顔」という要素です。特にこれは母親に対して言えることですが、とにかく明るく振る舞っていたことが受験生にとってすごくプラスの影響になっている場合が多かったのです。

・受験期にお母さんが「受験が終わったらここに旅行に行きたいね」とか「あそこの角に新しくできたお店、おいしそうだから、3月になったら行こうよ」とか、そんなふうなトークをしてくれたのが心に残っている。(東大文学部3年)

・両親は、12月や1月になっても、受験の時期だというのに空気を読まずにテレビを観てゲラゲラ笑っていました。そうやって笑っていてくれたから、プレッシャーを感じることは少なかったです。(東大理一1年)

・母親の態度が、受験期になっても全然変わらなかったことが印象的だった。いつもどおりの対応をしてくれたことが、自分にとっては大きな救いだった。(東大経済学部3年)

このように、受験の時期に暗い空気になるのではなく、親が「いつもどおりに明るく振る舞っている家庭」が、成功しているのではないかと考えられます。

これについてもっと深く分析をすると、基本的に受験が近づいてくると、子どもがピリピリするので、それにともなって家庭全体もピリピリとするものです。それでもいつもどおりの状態を貫くためには、親御さんにも努力が必要なのではないかと思います。

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