「這い上がらない哲学」で準優勝した"驚く芸人道" 流されて生きて「受け身の姿勢」で成功を掴む
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 12時30分
「THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2023」で準優勝を果たしたお笑いコンビ・マシンガンズ。コンビを結成してから25年後の栄光でした。役者として多数ドラマに出演する西堀亮さん、そしてゴミの専門家として活躍する滝沢秀一さん。芸人として脚光を浴びるまでの道のりは長かったものの、「『這いあがろう』なんていう気はない」という2人。
これまで「流されて生きてきた」という西堀さん。ようやく掴んだ成功も「受け身の姿勢から」手にしたものだと語ります。本稿は、『もう諦めた でも辞めない』より一部抜粋・編集のうえ、お届けします。
大概のことって、自分ではどうすることもできない
『THE SECOND』の出場は僕らの意志じゃなく、(マネジャーの)田中が応募したものですからね。僕はその時期、副鼻腔炎の手術を予定していて、最初は出ないって言ってたんです。でも、たまたま予選が入院する前日だったので参加できて。運に見放されていたら、出ていなかったです。
あの1つのタイミングで、何もかも変わるなんて、分からないもんですよね。だから、自分で何かを決めるなんて、小さなことなのかもしれない。大きな流れの前では無に等しいと思います。
実力もあって面白いのに、日の目を見ていない芸人ってたくさんいるんです。なぜ世に出られていないのか。外野の人は「あれがないからダメなんだ」とか、みんないろいろと言ってますよ。売れていないことに理由はいっぱいつけられる。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」って、野村(克也)監督が使ったことで広まった言葉ですけど、売れたら全部、解決になっちゃいますよね、芸人は。そこは残酷だし、シビアだなっていつも思います。
2023年の『THE SECOND』は、15年前のネタで戦っているんですよ。なんで勝てたのか、マジで分からないです。状況だとか、空気感だとか、スロットみたいにピシッとハマる時が、何かの拍子であるのかもしれない。
サボっている人の言い訳みたいですが、大概のことって、自分ではどうすることもできなかったりするし、同じことをしたって、結果はその時々で全く変わってくるわけで。
みんな待つところを間違えている
ただ、我々は長い間、自分たちの番が来るのを「待っていた」わけですが、どこで待つかだけは大事かもしれないです。みなさんも、職場でもし待つのであれば、待つ場所を考えたほうがいい。
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