受験生の敵「入試前の緊張をほぐす」ただ1つの方法 緊張の原因が理解できればきちんと対処できる
東洋経済オンライン / 2024年12月23日 7時50分
最悪なのは、試験の後になって親御さんが「ちょっと〇〇大学はきついんじゃない? こっちの大学に出しておいたほうが……」と言い出して、子どもともめることです。どんな事柄に関することであったとしても、親御さんと受験生がもめてしまうと、精神的な負荷がかかってしまい、本来の実力が発揮できないことがあるのです。
出願のシミュレーションは年内にしておく
よくある話として、共通テストの結果が振るわず、その結果を見た親御さんが、「第1志望の国公立に出すのはやめて、こっちの第2志望の国公立に出願しなさい」と言って受験生の子ともめるパターンです。
この場合、第2志望の大学を受験することになったとしても、たいていは失敗します。第1志望に出願しているときよりも合格率が高くなっているはずなのに、受験生自身の気持ちがついていかず、本番で今までの実力を発揮できなくなってしまうのです。
出願のシミュレーションに関しては、絶対にしっかりとやっておくべきだといえます。試験直前でもめるくらいなら、年内にはしっかりとシミュレーションをして、全部決めておくべきです。そして決めたことに対して、親御さんも受験生も従うこと。後から「やっぱりこっちにしよう」とするのではなく、両者ともに決めたことを守るようにしましょう。
現時点では決めきれないものがあるのであれば、決定者を決めておくといいと思います。「これに関しての最終判断は受験生本人がする」「こうなったときにはお父さんが決断する」ということを決めておくわけです。
このように、試験当日までに決めておくことはかなり多いです。今のうちにしっかりと家庭で決めておき、試験当日でもめることのないようにしましょう!
西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当
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